2025-09-16 14:11 の謎
今日の謎解き:消えた絵画と猫の足跡
物語:
あなたは腕利きの探偵だ。ある日、資産家のミスター・スミスから緊急の依頼が舞い込んだ。
「大変だ!わが家の自慢の絵画、『月夜の調べ』が消えてしまった!しかも、犯人は猫の足跡を残していったんだ!」
あなたは早速、ミスター・スミスの邸宅へ向かった。現場は書斎。確かに、絵画が飾られていた壁には、今は空っぽの額縁だけが残されている。そして、床には小さな猫の足跡が点々と続いている。
手がかり:
- 書斎に通じるドアは内側から鍵がかかっていた。窓は全て閉まっており、鍵もかかっている。
- 邸宅にはミスター・スミス、メイドのアン、庭師のジョン、そして愛猫のミケの4人と1匹が住んでいる。
- アンは「私が最後に絵を見たのは昨日の夜です。今朝、書斎に入ったら絵が無くなっていて、本当にびっくりしました!」と証言。
- ジョンは「昨日は一日中庭仕事をしていました。書斎には近づいていません。」と証言。
- ミスター・スミスは「私は昨夜、絵を眺めてから寝ました。今朝起きたら絵が無くなっていた。一体どういうことだ!」と困惑している。
- ミケは普段はおとなしい猫だが、おやつと遊びには目がない。特に、猫じゃらしで遊ぶのが大好きだ。
- 書斎には猫が自分で開けられるような隠し扉や抜け道は存在しない。
問題:
絵を盗んだのは誰か?どのようにして絵を盗み出したのか? 猫の足跡は何を意味するのか? 論理的に推理して、事件の真相を解き明かしてください。
解答
犯人: ミスター・スミス
トリック:
- 密室のトリック: ドアと窓が内側から鍵がかかっていたのは、ミスター・スミス自身が鍵をかけたから。
- アリバイの偽装: ミスター・スミスは、アンに絵を見た時間を確認し、自分が寝る前に絵を見たという証言をすることで、時間的なアリバイを作ろうとした。
- 猫の足跡の利用: ミケは猫じゃらしに目がないという性質を利用した。ミスター・スミスは、猫じゃらしでミケを誘導し、絵画を運び出す経路に猫の足跡をつけた。これは、犯行現場に第三者の存在を匂わせるための偽装工作である。
- 絵画の隠し場所: 絵画は邸宅内のどこかに隠されている。もしくは、既に邸宅の外に運び出されている可能性もある。
推理:
- アンとジョンはアリバイがあり、書斎に侵入した形跡もないため、容疑者から除外される。
- ミケは猫なので、絵画を盗むことは不可能。しかし、足跡を残すことはできる。
- 密室状態を作り出せるのは、書斎に自由に出入りできるミスター・スミスのみ。
- ミスター・スミスは、猫の足跡を利用して、第三者の犯行に見せかけようとした。 * 動機は不明だが、資産家のミスター・スミスが絵を盗む理由は、保険金詐欺、絵画の価値の高騰、または個人的な理由などが考えられる。
結論:
ミスター・スミスが『月夜の調べ』を盗んだ犯人であり、猫の足跡は彼の犯行を隠蔽するための偽装工作だった。