2025-09-16 13:22 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。「王室の宝である『太陽の王冠』が盗まれた」というのです。王冠は厳重に警備された宝物庫の中に保管されていましたが、今朝、警備員が異変に気付き、中を確認したところ、王冠だけが跡形もなく消えていました。
手がかり
現場に残された手がかりは以下の3つです。
- 警備員の証言: 「昨夜はいつも通り、3時間に一度の巡回を欠かさず行った。異常は見当たらなかった。」
- 宝物庫の状況:
- 宝物庫の扉は内側から厳重に施錠されており、鍵は警備隊長が保管していた。
- 窓は全て鉄格子で覆われており、破壊された形跡はない。
- 宝物庫に通じる秘密の抜け道は存在しない。
- 監視カメラの記録:
- 宝物庫の入り口付近を映す監視カメラは正常に作動していた。
- しかし、昨夜20時から今朝8時までの記録映像が、何者かによって消去されている。
- 監視カメラの映像が消去されたのは、昨夜23時と記録されている。
容疑者
王室関係者や警備員など、宝物庫に出入りできる人物は以下の3人に絞られました。
- 警備隊長: 王室からの信頼も厚く、長年警備の責任者を務めている。
- 王室の執事: 王室の財産管理を担当しており、宝物庫の構造にも詳しい。
- 王女の婚約者: 最近王室に出入りするようになった、隣国の王子。
問題
上記の状況証拠と容疑者の情報から、「太陽の王冠」を盗んだ犯人を特定してください。どのようにして犯行が可能だったのか、その手口も説明してください。
解答
犯人:王女の婚約者(隣国の王子)
犯行の手口:
- 監視カメラの映像消去: 王子は昨夜23時に監視カメラの映像を消去しました。これは、犯行時刻を特定させないための偽装工作です。
- 犯行時刻: 警備員の証言から、巡回は3時間に一度行われていたことがわかります。監視カメラの記録が20時から消去されているため、警備員が最後に巡回したのは20時直前だったと考えられます。王冠が盗まれたのは、20時から23時までの間です。
- 王冠の盗難方法: 王子は、婚約者という立場を利用し、事前に宝物庫の見取り図や構造を執事から聞き出していた可能性があります。王冠を持ち出すための特別な道具や方法は必要ありません。
- 密室トリックの回避: 宝物庫の扉が内側から施錠されていたのは、犯人を特定しにくくするためのミスリードです。
理由:
- 警備隊長は長年警備の責任者を務めており、王室からの信頼も厚いため、今更王冠を盗む動機が薄いです。また、警備隊長であれば、監視カメラの映像を消去するよりも、もっと巧妙な手口を使うと考えられます。
- 執事は財産管理を担当しているため、王冠の価値は十分に理解しているはずです。しかし、執事が盗んだ場合、足がつきやすい立場であるため、リスクが高すぎます。
- 王子は最近王室に出入りするようになったばかりで、王室の財産を狙う動機があります。また、もし盗んだ王冠を自国に持ち帰れば、外交問題に発展する可能性もあります。そのため、監視カメラの映像を消去して犯行時刻を偽装し、盗んだことを悟られないように画策したと考えられます。
- 密室状態は、内部の人間が外部の人間を疑わせるための常套手段です。
以上の点から、最も可能性が高いのは王女の婚約者である隣国の王子です。