2025-09-16 00:51 の謎
謎解き問題:消えた宝石と3つの証言
物語
宝石店「星の涙」で、店の奥に飾られていた伝説の宝石「星の涙」が盗まれた! 店長はすぐに警察に通報し、3人の容疑者が浮上した。
- 容疑者A: 最近、店で高価なネックレスを買ったばかりの資産家。宝石に目がなかったらしい。
- 容疑者B: 店の警備員。最近、ギャンブルで多額の借金を作ったという噂がある。
- 容疑者C: 宝石店に頻繁に出入りする宝石鑑定士。宝石の価値を誰よりもよく知っている。
警察は3人から事情聴取を行った。3人の証言は以下の通り。
- 容疑者A: 「私は宝石が盗まれた時間、自宅で映画を見ていました。誰かが宝石を盗んだなんて、全く知りません。」
- 容疑者B: 「私は宝石が盗まれた時間、店の警備をしていました。しかし、誰も店に出入りするのを見ていません。」
- 容疑者C: 「私は宝石が盗まれた時間、別の宝石店で鑑定の仕事をしていました。アリバイを証明できる人がいます。」
しかし、警察は3人の証言の中に一つだけ嘘があることを突き止めた。 犯人は一体誰だろうか? そして、なぜそう考えられるのか?
ヒント
- 「誰も店に出入りするのを見ていない」という証言は、店の中にいた人物なら可能だ。
- 3人の証言をそれぞれ肯定した場合、矛盾が生じる箇所はないか?
解答
犯人:容疑者B
理由
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容疑者Aが嘘をついている場合: 容疑者Bと容疑者Cの証言が真実だと仮定すると、容疑者Bは「誰も出入りを見ていない」と言っているので、犯人は店内にいたことになります。容疑者Aは自宅にいたので犯人ではありません。また容疑者Cも犯人ではないので矛盾が生じます。
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容疑者Bが嘘をついている場合: 容疑者Aと容疑者Cの証言が真実だと仮定すると、宝石が盗まれた時間、容疑者Aは自宅にいて、容疑者Cは別の宝石店にいたことになります。そして、容疑者Bは「誰も出入りを見ていない」と嘘をついているので、誰かが出入りしたことになります。つまり、容疑者Bが宝石を盗んで逃げたと考えることができます。
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容疑者Cが嘘をついている場合: 容疑者Aと容疑者Bの証言が真実だと仮定すると、容疑者Aは自宅にいて、容疑者Bは警備をしていたことになります。容疑者Bは「誰も出入りを見ていない」と言っているので、犯人は店内にいたことになります。容疑者Cは鑑定の仕事をしていたという証言が嘘なので、店内にいることが可能です。しかし、容疑者Cが犯人だという証拠がないので矛盾が生じます。
以上のことから、容疑者Bが嘘をついている場合のみ、矛盾なく状況を説明できるため、容疑者Bが犯人であると考えられます。