2025-09-15 23:09 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
遥か昔、美しい国エメラルドには、国民から愛される賢明な王様がいました。王様の宝物の中で最も輝いていたのは、エメラルドの王冠です。しかし、ある朝、王冠が王宮の厳重な警備をかいくぐって忽然と姿を消してしまいました。
王様は、腕利きの探偵であるあなたに王冠の捜索を依頼しました。王宮には、王様、王妃、王子、お付きの者A、お付きの者Bの5人が住んでいます。あなたは彼らから話を聞き、手がかりを集めることにしました。
証言
- 王様: 「私は朝から晩まで国政に忙殺されていました。王冠が消えた時間帯は、執務室で書類に目を通していました。」
- 王妃: 「私は朝食後、庭園でバラの手入れをしていました。その後、刺繍をしていました。王冠のことなど全く知りません。」
- 王子: 「僕は、午前中は剣術の稽古をしていました。午後は読書をしていました。王冠には興味がありません。」
- お付きの者A: 「私は一日中、王様の身の回りのお世話をしておりました。王様が執務室にいらっしゃる間も、ずっとそばに控えておりました。」
- お付きの者B: 「私は王妃様の身の回りのお世話をしておりました。王妃様が庭園にいらっしゃる間も、ずっとそばに控えておりました。」
手がかり
- 王冠が消えたのは、全員が王宮にいた午前中の出来事です。
- 犯人は、嘘をついています。
- 共犯者はいません。
- 王冠は王宮内のどこかに隠されています。
- 犯行が可能だったのは一人だけです。
問題
王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?理由と共に答えてください。
解答
犯人: お付きの者A
理由:
- 王様のアリバイ: お付きの者Aは、王様が執務室にいた間、ずっとそばにいたと証言しています。しかし、もしお付きの者Aが王冠を盗んだ場合、王様が執務室にいたという証言は真実である必要はありません。
- 王妃と王子のアリバイ: お付きの者Bは、王妃が庭園にいた間、ずっとそばにいたと証言しています。これは、お付きの者Bが王妃が庭園にいたという証言を裏付けているため、王妃のアリバイが成立します。王子のアリバイも同様に成立します。
- 嘘をついている人物: もし王様、王妃、王子がお付きの者AまたはBによってアリバイを証言されている場合、彼らが嘘をついているとすると、お付きの者の証言も嘘である必要があり、矛盾が生じます。
- 消去法: 王様、王妃、王子は、それぞれのアリバイがお付きの者に証言されているため、犯人ではありません。お付きの者Bも王妃のアリバイを証言しているため、犯人である可能性は低いです。
- 結論: よって、お付きの者Aが犯人であり、王様のそばにいたという証言は嘘であると考えられます。彼が王様から離れて王冠を盗む時間があったことになります。