2025-09-15 21:09 の謎
謎解き問題:消えた宝石の行方
あなたは名探偵。ある日、資産家であるミスター・スミスの屋敷から、秘蔵の宝石「星の涙」が盗まれたという事件の依頼が舞い込んできた。
屋敷に到着すると、ミスター・スミスは憔悴しきった様子で事件について語り始めた。
「昨夜、私は書斎で読書をしていました。いつも通り23時には就寝し、朝7時に起きたのですが、宝石箱が開けられ、『星の涙』が無くなっていたのです。」
現場検証をすると、以下のことがわかった。
- 宝石箱は書斎に置かれており、鍵はかかっていなかった。
- 屋敷にはミスター・スミス、メイドのメアリー、庭師のジョン、そして飼い猫のミトンズが住んでいる。
- メアリーは毎朝6時に起きて朝食の準備をする。彼女は犯行時間中は自室で睡眠していたと証言している。
- ジョンは毎朝7時に庭の手入れを始める。彼は犯行時間中は庭の倉庫で道具の手入れをしていたと証言している。
- ミトンズは自由気ままに屋敷の中を歩き回っている。
- 屋敷の窓やドアは全て施錠されており、外部からの侵入の形跡はない。
- 書斎の窓は開いており、猫が出入りできる程度の隙間があった。
- 書斎には猫の足跡がいくつか残されていた。
- 庭の池の近くで、宝石箱の一部と思われる小さな破片が見つかった。
あなたはこれらの情報から、「星の涙」を盗んだ犯人と、宝石がどこにあるのかを推理しなければならない。
犯人は誰で、宝石はどこにあるのだろうか?
解答
犯人はミトンズ(飼い猫)であり、宝石は庭の池の中にある。
推理
- 外部犯の可能性排除: 窓やドアが施錠されており、外部からの侵入の形跡がないため、外部犯の可能性は低い。
- 内部犯の可能性検討: 内部の人間はミスター・スミス、メアリー、ジョン、そしてミトンズの4人(+1匹)。
- アリバイの確認:
- ミスター・スミスは、23時から7時まで就寝していたと証言している。
- メアリーは6時に起床し朝食の準備を始めているので、犯行時間中は自室で睡眠していたという証言は矛盾しない。
- ジョンは7時から庭の手入れを始めているので、犯行時間中は庭の倉庫にいたという証言は矛盾しない。
- ミトンズの可能性:
- 書斎の窓が開いており、猫が出入りできる程度の隙間があった。
- 書斎には猫の足跡が残されていた。
- 庭の池の近くで、宝石箱の一部と思われる破片が見つかった。
- 結論: これらの状況から、ミトンズが書斎に侵入し、「星の涙」を宝石箱から取り出したと考えられる。猫は光るものに興味を持つ習性があり、「星の涙」に惹かれたのだろう。その後、ミトンズは宝石を持って庭に出た際、誤って宝石箱の一部を落とし、さらに宝石を池に落としてしまったと考えられる。