2025-09-15 20:12 の謎

謎解き問題:秘密の絵画と消えた宝石

あなたは有名な美術評論家であり、同時にアマチュア探偵でもある。ある日、旧友の画家、ミシェルから奇妙な依頼を受けた。

「助けてくれ、友よ。新作の絵に隠された秘密が解けないんだ。それどころか、絵と一緒に飾っていた宝石『暁の星』まで消えてしまった!」

ミシェルは、新作の絵画「静寂の庭」をあなたに見せた。絵は、月明かりが差し込む静かな庭を描いたものだった。庭には、白いバラが咲き乱れ、古びた石造りの噴水がある。絵の隅には、小さな鳥かごが描かれており、中には一羽の青い鳥がとまっている。

ミシェルは続ける。「絵を描いている間、どうしても気になることがあったんだ。それは、庭に置かれた石版の文字だ。読めそうで読めない、不思議な文字なんだ。」

あなたは絵を注意深く観察した。石版には、以下のような記号が刻まれていた。

△□○ ▽□× △□□ ▽○□ △×○

ミシェルは続けた。「そして、もう一つ奇妙なことがある。絵を描き終えた翌朝、『暁の星』が無くなっていたんだ。宝石箱は開けられていて、中身だけが消えていた。警察にも相談したが、手がかりはゼロだ。」

あなたは、絵に隠された秘密と、宝石の行方を探るため、謎解きを始めることにした。ミシェルの証言と絵画から読み取れる情報を元に、真実を解き明かしてください。

手がかり

問題

  1. 石版に刻まれた記号は何を意味しているのか?
  2. 盗まれた宝石「暁の星」はどこに隠されているのか?

解答

  1. 石版の記号の解読

石版の記号は、以下のルールでアルファベットに対応していると考える。

このルールを当てはめると、石版の記号は以下のようになる。

AEI OEU AEE OIE AIU

これは、母音のみで構成された暗号である。それぞれの母音の組み合わせを、アルファベットの順番に対応させると、以下のようになる。

この対応表を元に、絵の中にあるものを順番に数えていく。(絵のタイトルはヒントにならない)

  1. 庭に咲いている白いバラの数 = 5 (E)
  2. 石造りの噴水の数 = 1 (A)
  3. 鳥かごの数 = 1 (A)
  4. 青い鳥の数 = 1 (A)

これを組み合わせると、“EAAA”となる。

  1. 宝石の隠し場所

“EAAA”をローマ字読みすると、「エア」となる。「エア」という言葉から連想されるのは、「空気」だ。

絵の中で空気が関係するものは、鳥かごの中にいる「青い鳥」である。

したがって、「暁の星」は「青い鳥の近く、鳥かごの中」に隠されている。

理由

犯人は、絵の中に隠されたメッセージを残し、宝石を隠した。石版の記号は、絵の中にあるモチーフの数を特定するための暗号であり、「青い鳥」にたどり着くための手がかりだった。犯人は、美術に精通している人物、もしくは、絵の構造をよく理解している人物だと考えられる。