2025-09-15 19:09 の謎
謎解き問題:消えた王冠と嘘つきだらけの晩餐会
物語:
古の王国、エルドリア。長きに渡る平和を祝う晩餐会が開かれました。しかし、宴もたけなわの頃、王室の宝である「太陽の王冠」が忽然と姿を消してしまったのです!
容疑者は晩餐会に出席していた以下の5人。
- アルフレッド: 腕利きの騎士。忠誠心は誰よりも厚いとされています。
- ベアトリス: 聡明な王女。王位継承権を持つ、聡明で美しい女性です。
- セドリック: 宮廷魔術師。魔法の腕は確かですが、どこか飄々としています。
- ドロシー: 王妃の侍女。王室に長く仕え、秘密をたくさん知っているようです。
- エドワード: 隣国の王子。エルドリアとの同盟のために晩餐会に招待されました。
王は、王国一の名探偵であるあなたに、王冠を取り戻すよう依頼しました。容疑者たちはそれぞれ次のように証言しています。
証言:
- アルフレッド: 「私が王冠を盗むはずがない!私はベアトリス王女とずっと話していました。」
- ベアトリス: 「アルフレッドは嘘をついています。彼はずっとセドリックと何か話していました。私が王冠を盗む理由もありません。」
- セドリック: 「私はアルフレッドと少し話しましたが、すぐにドロシーと庭を散歩しました。私は魔法で王冠を消したりしませんよ。」
- ドロシー: 「セドリック様とは少し庭を歩きましたが、すぐにエドワード王子が話しかけてきたので、彼と話していました。私は王冠の場所なんて知りません。」
- エドワード: 「ドロシーが話しかけてきたのは事実ですが、すぐにどこかへ行ってしまいました。私は王冠には触れてもいません。」
手がかり:
- 犯人は1人です。
- 犯人だけが、完全に嘘の証言をしています。他の容疑者は、少なくとも一部は真実を語っています。
問題:
太陽の王冠を盗んだのは誰でしょうか?
解答
以下の手順で犯人を特定します。
-
各証言者の証言を分解し、真偽の可能性を検討する:
- アルフレッド:
- A1: 「私が王冠を盗むはずがない!」
- A2: 「私はベアトリス王女とずっと話していました。」
- ベアトリス:
- B1: 「アルフレッドは嘘をついています。(アルフレッドはずっと話していたのはベアトリスではない)」
- B2: 「彼はずっとセドリックと何か話していました。」
- B3: 「私が王冠を盗む理由もありません。」
- セドリック:
- C1: 「私はアルフレッドと少し話しましたが、すぐにドロシーと庭を散歩しました。」
- C2: 「私は魔法で王冠を消したりしませんよ。」
- ドロシー:
- D1: 「セドリック様とは少し庭を歩きましたが、すぐにエドワード王子が話しかけてきたので、彼と話していました。」
- D2: 「私は王冠の場所なんて知りません。」
- エドワード:
- E1: 「ドロシーが話しかけてきたのは事実ですが、すぐにどこかへ行ってしまいました。」
- E2: 「私は王冠には触れてもいません。」
- アルフレッド:
-
各容疑者が犯人であると仮定した場合の矛盾を検証する:
- アルフレッドが犯人の場合: A1は嘘。A2は真実である必要がある。
- ベアトリスの証言は全て真実である必要があり、B1とB2からアルフレッドとセドリックが話していた事、ベアトリスは盗んでいない事が示唆される。
- 矛盾は無い。
- ベアトリスが犯人の場合: B1,B2,B3は全て嘘である必要がある。
- アルフレッドの証言は一部真実である必要があるが、A2が真実であると仮定すると、B1と矛盾する。
- ベアトリスが犯人の場合、アルフレッドの証言は全て真実である必要があり矛盾する。
- セドリックが犯人の場合: C1,C2は全て嘘である必要がある。
- ドロシーの証言は一部真実である必要があるが、D1が真実だと仮定すると、C1と矛盾する。
- セドリックが犯人の場合、ドロシーの証言は全て真実である必要があり矛盾する。
- ドロシーが犯人の場合: D1,D2は全て嘘である必要がある。
- エドワードの証言は一部真実である必要があるが、E1が真実だと仮定すると、D1と矛盾する。
- ドロシーが犯人の場合、エドワードの証言は全て真実である必要があり矛盾する。
- エドワードが犯人の場合: E1,E2は全て嘘である必要がある。
- ドロシーの証言は一部真実である必要があるが、D1が真実だと仮定すると、E1と矛盾する。
- エドワードが犯人の場合、ドロシーの証言は全て真実である必要があり矛盾する。
- アルフレッドが犯人の場合: A1は嘘。A2は真実である必要がある。
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結論:
アルフレッドが犯人であると仮定した場合のみ矛盾が発生しません。
したがって、アルフレッドが太陽の王冠を盗んだ犯人です。