2025-09-15 16:13 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えたケーキの行方
ある日のこと、パティシエの猫田さんがお店にやってきました。
「大変だ!昨日作った自慢のイチゴショートケーキが、ショーケースから消えてしまった!」
猫田さんは困り果てています。お店には猫田さんの他に3人の従業員、犬山さん、猿田さん、鳥居さんがいます。
あなたは名探偵として、3人から話を聞き、ケーキがどのように消えたのかを解き明かすことになりました。
3人の証言:
- 犬山さん: 「昨日お店を閉めたのは私です。ショーケースにケーキがあったのは間違いありません。最後に店を出たのは私で、戸締りもきちんとしました。ケーキを食べたりはしていません!」
- 猿田さん: 「犬山さんがお店を閉めた後、私は誰もお店に入れていません。犬山さんが戸締りをした後、私は店の周りをパトロールしました。ケーキが無くなったなんて信じられません。そもそも、私は甘いものが苦手なんです。」
- 鳥居さん: 「私は昨日、体調が悪くて早退しました。だから、ケーキのことは何も知りません。でも、犬山さんと猿田さんは嘘をつくような人ではありませんよ。」
追加情報:
- お店の鍵を持っているのは、猫田さん、犬山さんの2人だけです。
- お店には裏口や窓からの侵入経路はありません。
- 猫田さんはケーキを盗む理由がありません。何故なら猫田さんはパティシエであり、いつでも好きな時にケーキを作って食べられるからです。
- 3人はそれぞれ正直者か嘘つきのどちらかです。
- 正直者は嘘をつきませんが、嘘つきは必ず嘘をつきます。
さて、ケーキは一体どのようにして消えてしまったのでしょうか?
ヒント: 3人の証言から、嘘をついている人物を特定しましょう。 誰が嘘をついているか分かれば、おのずと真実が見えてきます。
解答
まず、鳥居さんの証言に注目します。「犬山さんと猿田さんは嘘をつくような人ではありませんよ。」という証言が真実だと仮定すると、鳥居さんは正直者になります。しかし、もし犬山さんと猿田さんが本当に嘘をつかない人であれば、ケーキは消えるはずがないので矛盾が生じます。したがって、鳥居さんの証言は嘘であり、鳥居さんは嘘つきです。
鳥居さんが嘘つきであることから、犬山さんと猿田さんのどちらかが嘘をついていることになります。
次に、猿田さんの証言を見てみましょう。「犬山さんがお店を閉めた後、私は誰もお店に入れていません。」という証言が真実だと仮定すると、犬山さんがケーキを盗んだことになります。しかし、「犬山さんは最後に店を出た」という犬山さんの証言と矛盾します。
したがって、猿田さんの証言は嘘であり、猿田さんは嘘つきです。
猿田さんが嘘つきであることが分かったので、「犬山さんがお店を閉めた後、私は誰もお店に入れていません。」という猿田さんの証言は嘘です。つまり、猿田さんは誰かをお店に入れたことになります。
ここで、犬山さんの証言に注目しましょう。「最後に店を出たのは私で、戸締りもきちんとしました。」という犬山さんの証言が真実だと仮定すると、犬山さんは正直者になります。
正直者は嘘をつきませんが、猿田さんが嘘つきであるため、犬山さんの「最後に店を出たのは私」という証言と矛盾が生じます。 したがって、犬山さんの証言は嘘であり、犬山さんは嘘つきです。
全ての証言が出揃いました。 犬山さんは嘘つきです。 猿田さんは嘘つきです。 鳥居さんは嘘つきです。
犬山さんの証言が全て嘘であるため、「昨日お店を閉めたのは私です。ショーケースにケーキがあったのは間違いありません。最後に店を出たのは私で、戸締りもきちんとしました。ケーキを食べたりはしていません!」という犬山さんの証言は全て嘘です。
つまり、犬山さんはケーキを食べた犯人です。 犬山さんはお店を閉めておらず、ショーケースにケーキがあったのは嘘で、最後に店を出たのは犬山さんでは無く、戸締りもきちんと行っていませんでした。
結論:
ケーキを盗んで食べたのは、犬山さんです。