2025-09-13 15:09 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
【物語】
ここは美しい島国、エルディア王国。長きに渡り平和な時代が続いていましたが、今、王国は未曽有の危機に瀕しています。
明日の即位式で披露されるはずだった、エルディア王家に代々伝わる「太陽の王冠」が、何者かによって盗まれてしまったのです!
王冠は厳重に警備された王宮の宝物庫に保管されており、侵入の形跡はありません。盗まれたのは昨晩の午後10時から今朝の午前6時までの間。
王国最強の探偵であるあなたは、国王から直々に捜査を依頼されました。
【手がかり】
宝物庫に出入りできたのは、以下の4人の人物だけです。
- 宰相エリザベス: 国王からの信頼も厚く、長年王国を支えてきた。昨晩は午後8時から午前0時まで自室で書斎にこもっていたと証言。
- 近衛隊長アレックス: 王宮の警備責任者。昨晩は午後9時から午前5時まで、王宮内を見回りしていたと証言。
- 王女ソフィア: 次期女王候補。昨晩は午後11時から午前7時まで自室で眠っていたと証言。
- 庭師のオリバー: 王宮の庭の手入れを担当。昨晩は午後7時から午前3時まで、温室で特別なバラの手入れをしていたと証言。
さらに、宝物庫の扉には特殊な鍵がかかっており、開けられるのは以下のいずれかの方法のみです。
- 宰相エリザベスが持つ、古い紋章の刻まれた鍵を使用する。
- 近衛隊長アレックスが暗証番号を知っている、最新式のテンキーを操作する。
- 王女ソフィアが幼い頃から持っている、王家の秘密の歌を歌う。
- 庭師オリバーが育てた、特定のバラの花の香りを嗅がせる。
【謎】
上記の証言と手がかりから、太陽の王冠を盗んだ犯人を特定してください。犯人は一人です。
追加情報
- 誰も嘘をついていません。
- 宝物庫の扉は、上記の方法以外では絶対に開けられません。
- 犯人は、王冠を盗むために必要な知識と手段を持っていました。
- 犯行は一瞬で終わるものではなく、ある程度の時間が必要です。
さあ、知恵を絞って、王国の危機を救ってください!
解答
犯人は近衛隊長アレックスです。
論理的思考:
- 時間の絞り込み: 王冠が盗まれたのは午後10時から午前6時までの間です。
- アリバイの検証:
- 宰相エリザベス:午後8時から午前0時まで書斎にいたので、午後10時から午前0時まではアリバイがあります。
- 王女ソフィア:午後11時から午前7時まで自室で眠っていたので、午前0時から午前6時まではアリバイがあります。
- 庭師オリバー:午後7時から午前3時まで温室にいたので、午後10時から午前3時まではアリバイがあります。
- 近衛隊長アレックス:午後9時から午前5時まで見回りをしていましたが、具体的な場所は特定されていません。
- 鍵の検証:
- 鍵1(宰相):宰相は犯人ではないので、この鍵は使われていません。
- 鍵2(近衛隊長):近衛隊長は暗証番号を知っているので、これを使用すれば宝物庫を開けられます。
- 鍵3(王女):王女は犯人ではないので、この歌は歌われていません。
- 鍵4(庭師):庭師はバラを育てていますが、オリバーが宝物庫に侵入したとなると、アリバイが成立しません。
- 矛盾点の発見:
- エリザベス、ソフィア、オリバーはアリバイが成立しているため、犯人ではありません。
- 残るはアレックスのみですが、彼には確固たるアリバイがありません。見回りという証言だけでは、犯行が可能であることを否定できません。
- 犯行の動機と手段:
- アレックスは警備責任者であり、宝物庫の構造や警備体制を熟知しています。また、テンキーの暗証番号を知っているため、王冠を盗むための知識と手段を持っていました。
- また、見回りの合間に犯行を行う時間的な余裕もありました。
以上のことから、最も可能性が高い犯人は近衛隊長アレックスであると結論付けられます。