2025-09-13 06:14 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、由緒ある王国から緊急の依頼が舞い込みました。「王国の象徴である王冠が盗まれた!」
王冠は厳重に警備された王宮の宝物庫に保管されていたはずでした。しかし、昨夜、警備員が異変に気づき、確認したところ王冠が消えていたのです。
現場に残されたのは、以下の情報だけでした。
- 宝物庫の扉は施錠されたままだった。 鍵は警備隊長が常に所持しており、紛失もしていない。
-
宝物庫には、警備員が巡回ルートを記録するノートがあった。 昨夜の記録は以下の通り。
- 20:00 - 巡回開始。異常なし。
- 21:00 - 巡回。異常なし。
- 22:00 - 巡回。異常なし。
- 23:00 - 巡回。異常なし。
- 00:00 - 巡回。王冠が消えていることに気づく!
- 宝物庫には窓が一つある。 しかし、窓は内側からしっかりと閉まっており、鍵もかかっていた。窓ガラスが割れた形跡もない。
- 宝物庫に通じる秘密の通路は存在しない。 王宮の設計図を調べた結果、そのような通路は存在しないことが確認された。
- 昨夜、王宮に出入りしたのは警備員のみ。
あなたは現場を調べ、警備員たちに事情を聞きました。すると、一人の警備員が重要な証言をしました。
「昨夜22時頃、宝物庫の前を通った時、かすかに音楽のような音が聞こえた気がしたんです。でも、気のせいだと思って気にしませんでした…」
王冠は一体どのようにして盗まれたのでしょうか?
問題
上記の情報を元に、王冠が盗まれたトリックを解き明かしてください。犯人は誰ですか?そして、どのようにして王冠を盗み出したのでしょうか?
解答
トリック
王冠は、氷で作られていました。
犯人
犯人は警備隊長です。
盗み方
- 警備隊長は、本物の王冠を元に、氷でできた王冠を作りました。
- 21:00の巡回の際に、本物の王冠と氷の王冠をすり替えました。
- 警備隊長は、盗んだ本物の王冠を、王宮の外に持ち出しました。
- 氷の王冠は、時間経過とともに溶け始めます。
- 22:00頃、氷が溶ける音(かすかな水滴の音)が、音楽のように聞こえたのです。
- 0:00の巡回時、氷の王冠は完全に溶けてなくなり、警備員は王冠が消えたことに気づきました。
解説
- 宝物庫の扉や窓が施錠されたままだったのは、それらが侵入経路ではなかったからです。
- 秘密の通路が存在しないのも、外部からの侵入ではないことを示唆しています。
- 警備員の証言が重要です。かすかに聞こえた音楽のような音は、氷が溶ける音でした。
- 王宮に出入りしたのは警備員のみであり、犯人はその中にいる必要があります。
- 警備隊長が鍵を所持しているため、王冠のすり替えが容易に行えます。
氷の王冠という盲点をつくことで、密室状態からの王冠消失という状況を説明できます。