2025-09-12 22:09 の謎
今日の冒険!消えた王冠を取り戻せ!
物語:
あなたは名探偵。ある日、小国の王子様から悲痛な面持ちで依頼が舞い込んできました。王室に代々伝わる大切な王冠が、厳重に警備された王宮から忽然と姿を消してしまったというのです。
王子様の話によると、王冠が消えたのは昨夜。王宮には、王子様、王妃様、執事、そして庭師の4人しかいませんでした。それぞれの証言は以下の通りです。
- 王子様: 「昨夜は自室で本を読んでいました。夜食のクッキーを執事が持ってきてくれましたが、それ以外は誰とも会っていません。」
- 王妃様: 「昨夜は疲れていたので、早めに寝ました。誰かが部屋に入ってきた音も聞こえませんでした。」
- 執事: 「昨夜は王子様に夜食を届けた後、王妃様にお茶をお持ちしました。その後は自室で過ごしました。」
- 庭師: 「昨夜は星が綺麗だったので、庭で少し星を見ていました。王宮の中には入っていません。」
しかし、王宮の警備システムは完璧で、外部からの侵入は絶対にありえません。つまり、犯人はこの4人の中にいるのです!
さらに、調査を進めるうちに、以下の事実が判明しました。
- 犯人は、王冠を持ち出す際に、庭にバラの花びらを一枚落としてしまっている。
- 執事は花粉症で、バラの花に触れるとくしゃみが止まらなくなる。
- 王妃は、夜にお茶を飲む習慣がない。
問題:
以上の証言と事実から、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
まず、それぞれの証言の矛盾点を洗い出します。
- 王妃様の証言:執事がお茶を持ってきたと証言しているが、王妃は夜にお茶を飲む習慣がないため矛盾している。
- 庭師の証言:庭にバラの花びらが落ちていたことと、王宮の中には入っていないという証言が矛盾している。
次に、それぞれの可能性を検証します。
- 王子様:証言に矛盾は見当たらない。
- 王妃様:執事がお茶を持ってきたという点で証言に矛盾があるため、嘘をついている可能性がある。
- 執事:王子様に夜食を届けたという証言に矛盾はない。しかし、王妃にお茶を届けたという証言は王妃の証言と矛盾する。また、バラの花に触れるとくしゃみが止まらなくなるため、バラの花びらを落とす可能性は低い。
- 庭師:庭で星を見ていたという証言に矛盾はない。しかし、庭にバラの花びらを落としたという事実は、庭師が王宮の中に侵入したことを示唆する。
これらの情報から、犯人は庭師である可能性が高いです。
理由:
庭師は「王宮の中には入っていない」と証言していますが、庭にバラの花びらが落ちていたという事実と矛盾します。つまり、庭師は嘘をついていることになります。庭師が王宮に侵入し、王冠を盗んだ際にバラの花びらを落としたと考えられます。