2025-09-12 20:11 の謎
謎解き問題:消えた王冠と猫の証言
物語
静かな夜、王室の宝物庫から王冠が盗まれてしまった!容疑者は3匹の猫、ミケ、クロ、トラだ。
猫たちはそれぞれ、次のように証言している。
- ミケ:「クロが盗んだにゃ!」
- クロ:「トラが盗んだわけじゃないにゃ。」
- トラ:「私が盗んだんじゃないにゃ。」
ただし、猫たちは嘘をつくかもしれないし、正直に話しているかもしれない。
問題
王冠を盗んだのは誰だろう? ただし、3匹の猫のうち、正直に話しているのは1匹だけだ。
解答
まず、3匹の猫の証言を整理します。
- ミケ:「クロが盗んだ」
- クロ:「トラが盗んだのではない」
- トラ:「私が盗んだのではない」
正直な猫が1匹だけという条件から、以下の3つのパターンを考えます。
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ミケが正直な場合:
- ミケが正直なので、クロが盗んだことになります。
- クロは嘘をついていることになり、「トラが盗んだのではない」は嘘、つまりトラが盗んだことになります。しかし、犯人は1人なので、矛盾が生じます。
- トラも嘘をついていることになり、「私が盗んだのではない」は嘘、つまりトラが盗んだことになります。しかし、犯人は1人なので、矛盾が生じます。
- よって、ミケが正直な場合、条件を満たしません。
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クロが正直な場合:
- クロが正直なので、「トラが盗んだのではない」は正しい。つまり、トラは盗んでいません。
- ミケは嘘をついていることになり、「クロが盗んだ」は嘘。つまり、クロは盗んでいません。
- トラは嘘をついていることになり、「私が盗んだのではない」は嘘。つまり、トラが盗んだことになります。
- クロが正直であることと、トラが盗んでいないことから矛盾が発生します。
- よって、クロが正直な場合、条件を満たしません。
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トラが正直な場合:
- トラが正直なので、「私が盗んだのではない」は正しい。つまり、トラは盗んでいません。
- ミケは嘘をついていることになり、「クロが盗んだ」は嘘。つまり、クロは盗んでいません。
- クロは嘘をついていることになり、「トラが盗んだのではない」は嘘。つまり、トラが盗んだことになります。しかし、トラが正直であることと矛盾が発生します。
- 猫は3匹しかいないので、ミケとクロとトラ以外に犯人はいない。よって、矛盾が発生します。
- よって、トラが正直な場合、条件を満たしません。
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誰も正直に話していない場合:
- ミケが嘘をついていることになり、「クロが盗んだ」は嘘。つまり、クロは盗んでいません。
- クロが嘘をついていることになり、「トラが盗んだのではない」は嘘。つまり、トラが盗んだことになります。
- トラも嘘をついていることになり、「私が盗んだのではない」は嘘。つまり、トラが盗んだことになります。
- 正直な猫はいないという条件は満たされています。
したがって、トラが王冠を盗んだ。