2025-09-12 19:08 の謎
謎解き問題:消えた王冠の宝石
物語
あなたは名探偵として、王国からある事件の調査依頼を受けました。それは、王室の至宝である王冠から、最も美しい宝石「暁の星」が忽然と姿を消したというのです。
王冠は厳重に警備された宝物庫に保管されており、事件当日、宝物庫に出入りしたのは以下の4人だけでした。
- 国王:宝石の美しさを愛でるのが日課。
- 王妃:外交の準備で多忙な日々を送っている。
- 王子:冒険好きで、最近は古い宝の地図に夢中。
- 執事:長年王家に仕え、宝物庫の管理を任されている。
聞き込み調査の結果、以下の証言が得られました。
- 国王:「私が宝物庫に行った時、王冠は元の場所にあり、暁の星も輝いていた。その後、王妃が来たはずだ。」
- 王妃:「私は宝物庫には行っていない。今日は一日中、外交文書の確認をしていた。」
- 王子:「僕が宝物庫に行った時、王冠はありましたが、暁の星は無くなっていました。執事も一緒でした。」
- 執事:「私は王子様と一緒に宝物庫に行き、王冠を確認しました。しかし、宝石が無くなっていたことには気づきませんでした。」
さらに、調査を進めるうちに、以下の事実が判明しました。
- 宝物庫の扉は特殊な鍵でしか開けられず、その鍵を持っているのは国王と執事のみ。
- 暁の星は非常に繊細で、強い衝撃を与えると輝きを失ってしまう性質がある。
- 王子は最近、宝石に関する古書を読んでおり、暁の星に強い興味を持っていた。
- 王妃は、外交交渉で暁の星を贈答品として利用することを提案していたが、国王に却下されていた。
問題
上記の証言と事実から、暁の星を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人:王子
トリック:暁の星のすり替え
推理
- 王妃のアリバイ: 王妃は宝物庫に行っていないと証言しており、これが事実であれば容疑者から外れる。
- 国王の証言の矛盾: 国王は、王冠に暁の星があったと証言しているが、その後に王子と執事が宝物庫に入った際に宝石がなくなっていることから、国王が最後に暁の星を見た人物ではない可能性が高い。
- 執事の証言の矛盾: 執事は王子と一緒に宝物庫に行った際、暁の星がなくなっていたことに気づかなかったと証言している。長年宝物庫の管理を任されてきた執事が、王冠から最も美しい宝石がなくなっていることに気づかないのは不自然である。
- 王子の動機と知識: 王子は暁の星に関する古書を読んでおり、宝石に強い興味を持っていた。また、宝の地図に夢中になっていることから、冒険心や好奇心が強い性格であると考えられる。
これらの情報から、王子が犯人である可能性が高い。
トリックの詳細:
王子は執事に頼んで宝物庫の鍵を開けてもらい、宝物庫に入った。彼は事前に暁の星にそっくりな偽の宝石を用意しており、本物の暁の星とすり替えた。執事は宝石に詳しくなく、また王子の行動を警戒していなかったため、すり替えに気づかなかった。
王子は暁の星を持ち出し、どこかに隠した。彼は、古い宝の地図と暁の星を結びつけて、何かを企んでいるのかもしれない。