2025-09-12 16:11 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠と猫の証言
物語
とある小さな国の博物館で、国宝である王冠が盗まれる事件が発生しました。 館長は名探偵であるあなたに、事件の解決を依頼しました。
現場には、王冠の入っていたガラスケースが割れて散乱しており、足跡らしきものはいくつか見られますが、犯人を特定できる決定的な証拠はありません。
しかし、博物館で飼われている猫のミケが、事件の一部始終を見ていたというのです。 ミケは人間の言葉を話せませんが、館長が特別に訓練した結果、以下の3つの方法で証言できることがわかっています。
- 首を縦に振る: 事実である。
- 首を横に振る: 事実ではない。
- 尻尾を左右に振る: 真偽不明。
ミケの証言は以下の通りです。
- 証言1: 犯人は、帽子を被っていたか、眼鏡をかけていたかのどちらかである。(または両方)
- 証言2: もし犯人が帽子を被っていたなら、手袋もしていた。
- 証言3: 犯人は手袋をしていなかった。
ミケは証言1で首を縦に振り、証言2と3では首を横に振りました。
問題
この証言から、犯人は帽子を被っていたか、眼鏡をかけていたか、両方とも身につけていなかったか、を特定してください。
解答
ミケの証言を整理し、論理的に推理します。
- 証言1が真: 犯人は帽子を被っていたか、眼鏡をかけていたかのどちらか、または両方である。
- 証言2が偽: 「もし犯人が帽子を被っていたなら、手袋もしていた」は成り立たない。つまり、犯人が帽子を被っていたとしても、手袋をしていなかったことになる。
- 証言3が偽: 犯人は手袋をしていなかった、は成り立たない。つまり、犯人は手袋をしていた。
証言2と3から、犯人は帽子を被っていなかったことがわかります。もし帽子を被っていたら、証言2が真になるはずですが、偽であると証言されているからです。
証言1が真であることから、犯人は帽子を被っていたか、眼鏡をかけていたかのどちらか、または両方である必要があり、帽子を被っていないことが確定したので、犯人は眼鏡をかけていたことになります。
結論: 犯人は眼鏡をかけていた。