2025-09-11 18:13 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠
物語
あなたは名探偵。ある日、小さな国の王様から、とんでもない依頼が舞い込みました。それは、戴冠式で使用されるはずだった大切な王冠が、前日の夜に忽然と姿を消してしまったというのです。
王冠は、王宮の中でも最も厳重に警備された宝物庫に保管されていました。宝物庫には、王様と宰相、そして警備隊長しか立ち入ることができません。しかし、3人とも犯行を否定しています。
あなたは現場に急行し、手がかりを探し始めました。
手がかり
- 宝物庫の扉は、最新式の指紋認証システムで守られており、3人の指紋しか登録されていません。
- 前日の夜、王様は夕食後すぐに自室に戻り、朝まで部屋から出なかったと証言しています。
- 宰相は、夜遅くまで執務室で書類の整理をしていたと証言しています。
- 警備隊長は、宝物庫の前を定期的に巡回していたと証言しています。
- 宝物庫の内部を調べたところ、王冠が置かれていた台座には、小さな鳥の羽根が1枚落ちていました。
- 王宮の庭には、王様が飼っているオウムがいます。そのオウムは、とても賢く、人の言葉を真似ることができます。
- 事件当日、オウムは普段と違い、夜通し何かを喋っていました。
- オウムが夜通し喋っていた言葉は「鍵、開いた、王冠」という3つの単語でした。
- 指紋認証システムには、3人の指紋認証の記録しか残っていません。
問題
王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人: 宰相
方法:
- オウムの訓練: 宰相は、王様のオウムが言葉を真似るのが得意なのを知っていました。そこで、オウムに「鍵、開いた、王冠」という言葉を覚えさせ、夜中に喋らせるように仕向けました。
- 警備の混乱: オウムが夜通し騒いでいたため、警備隊長は異変に気づき、オウムが居る庭の様子を見に行きました。
- 指紋認証の偽装: 宰相は警備隊長が持ち場を離れたのを確認し、警備隊長が宝物庫の様子を見に行ったほんの僅かな時間に宝物庫に入りました。
- 王冠の窃盗: 宰相は警備隊長の指紋を予め採取しておき、それを元に作成した偽の指紋を使って宝物庫の扉を開け、王冠を盗み出しました。
- アリバイ作り: 宰相は、事件後に自分が犯人だと疑われないよう、夜遅くまで執務室で書類整理をしていたというアリバイを作りました。
- 鳥の羽: 宰相はオウムの羽を一枚宝物庫に残し、騒ぎに乗じて証拠を捏造しました。
論理的根拠:
- 王様は部屋から出ていないため、犯人ではありません。
- 警備隊長は、オウムの騒ぎで持ち場を離れていたため、指紋認証を不正に利用する機会がありません。
- 宰相は、オウムを訓練し、指紋を偽造する時間と機会がありました。
- オウムが喋っていた言葉は、事件の状況を示唆しています。
- 指紋認証システムに記録が残らないのは、偽造された指紋を使用したためです。