2025-09-11 10:11 の謎

謎解き問題：消えた王冠の謎

物語

とある小さな王国で、年に一度の戴冠式が行われようとしていました。しかし、厳重に保管されていたはずの王冠が、戴冠式の朝に忽然と姿を消してしまったのです！

王冠が保管されていた部屋には、王、王妃、王子、そして王室付きの庭師の４人しか入室していません。部屋の扉と窓は内側から施錠されており、外部からの侵入は不可能でした。

容疑者として、王、王妃、王子、庭師の４人が浮上しました。

それぞれの証言は以下の通りです。

• 王: 「私は朝一番に部屋に入り、王冠を確認した。確かにそこにあった。その後、戴冠式の準備のために部屋を出た。」
• 王妃: 「私は王が部屋を出た後に入室し、王冠の輝きを最終チェックした。本当に美しい王冠だったわ。その後、私は部屋から一歩も出ていない。」
• 王子: 「僕は父上と母上が部屋を出た後、王冠を見に行ったんだ。でも、その時にはもう王冠は無くなっていた。」
• 庭師: 「私は朝から庭の手入れをしており、一度も部屋には入っていない。王冠が盗まれたなんて、全く知らなかった。」

しかし、調査の結果、以下の事実が判明しました。

1. 部屋には、王妃しか開けることのできない隠し扉が存在する。
2. 王子は、以前から王位を狙っており、王冠に強い執着心を持っていた。
3. 庭師は、過去に宝石泥棒の前科があった。
4. 王は、最近体調を崩しており、記憶が曖昧になることがあった。

問題

上記の証言と事実から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。そして、どのようにして王冠を盗んだのか、その方法を論理的に説明してください。

解答

犯人: 王妃

方法:

1. 王の証言の信憑性: 王は体調を崩しており、記憶が曖昧になることがあるため、「王冠を確認した」という証言は不確実である可能性がある。

2. 王妃の証言の矛盾: 王妃は「部屋から一歩も出ていない」と証言しているが、部屋には王妃しか開けられない隠し扉が存在する。つまり、王妃は隠し扉を使って王冠を運び出すことが可能である。

3. 王子の動機: 王子は王位を狙っており、王冠に執着心を持っているが、部屋に入った時点で王冠が無かったと証言している。犯人であれば、王冠が無いことを隠す可能性が高い。

4. 庭師の前科: 庭師は過去に宝石泥棒の前科があるが、「一度も部屋には入っていない」という証言が事実であれば、犯行は不可能である。

以上の点から、王妃が隠し扉を利用して王冠を盗み出したと考えるのが最も論理的である。王が王冠を見たという証言が不確かであり、王子が王冠を見つける前に消えていたことを考えると、王妃が王と王子の間に王冠を盗む時間があった。そして、王妃しか知らない隠し扉を使って外部に持ち出したと考えられる。