2025-09-10 23:10 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変です!明日の戴冠式で使用するはずの王冠が、今朝、王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです!」
王様は大変困っており、明日までに王冠を見つけ出さないと、戴冠式は中止になってしまいます。
あなたはすぐに王宮へ向かい、宝物庫を調べました。宝物庫には、王、王妃、執事、庭師の4人しか入ることができません。
彼らはそれぞれ以下の証言をしています。
- 王: 「今朝、私が宝物庫に入った時には、確かに王冠はそこにありました。その後、私は執務室に戻り、戴冠式の準備をしていました。」
- 王妃: 「私は今朝、宝物庫には入っていません。庭園でバラの手入れをしていました。」
- 執事: 「私は今朝、宝物庫に入り、王冠の状態を確認しました。その後、朝食の準備をしました。」
- 庭師: 「私は今朝、庭の手入れをしていました。王妃様も庭にいらっしゃいました。」
さらに、あなたは以下の事実を掴みました。
- 犯人は嘘をついている。
- 王と執事のうち、どちらか一人が嘘をついている。
- 王妃と庭師は一緒に庭にいた。
問題
以上の証言と事実から、王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?
解答
まず、3の証言から、王妃と庭師は共に嘘をついていないことがわかります。なぜなら、2人は一緒に庭にいたという証言に矛盾がないからです。
次に、2の証言から、王と執事のうちどちらかが嘘をついていることがわかります。
ここで、王が嘘をついていると仮定すると、「今朝、私が宝物庫に入った時には、確かに王冠はそこにありました。」という証言が嘘になります。つまり、王が宝物庫に入った時に、既に王冠がなかった、ということになります。
一方、執事が嘘をついていると仮定すると、「私は今朝、宝物庫に入り、王冠の状態を確認しました。その後、朝食の準備をしました。」という証言が嘘になります。つまり、執事が宝物庫に入っていないか、王冠の状態を確認していないか、朝食の準備をしていないかのいずれか、あるいは複数に該当します。
1の証言から、犯人は嘘をついているので、王妃と庭師が犯人ではないことが確定しました。また、王と執事のうちどちらかが犯人となります。
ここで、王が犯人だと仮定すると、王が宝物庫に入った時にすでに王冠がなかったことになります。しかし、それ以前に王冠が盗まれていなければならないため、矛盾が生じます。
したがって、執事が犯人である可能性が最も高いと考えられます。執事が嘘をついている場合、彼は王冠の状態を確認した後、朝食の準備をせずに王冠を盗んだ可能性があります。
結論
犯人は執事です。