2025-09-10 19:08 の謎

謎解き問題:消えた王冠と5つの証言

物語:

アトランティス王国の秘宝、太陽王の王冠が盗まれた!王冠は厳重に警備された王宮の宝物庫から、跡形もなく消え去ったのだ。

容疑者は5人。事件当日、宝物庫に近づいたのはこの5人だけだった。

それぞれがアリバイを主張しているが、どうも食い違う点があるようだ。王国を揺るがす大事件、真犯人を突き止め、王冠を取り戻せ!

証言:

  1. オリバー: 「私は朝からずっと庭の手入れをしていました。ミシェル料理長が10時頃に庭を通るのを見かけましたよ。」
  2. ミシェル: 「私は10時頃に市場へ食材の買い出しに行きました。帰りにエドワード王子が宝物庫の方へ歩いて行くのを見ました。」
  3. エドワード: 「私は午前中は書斎で勉強していました。ソフィアが11時頃に私にお茶を持ってきてくれました。」
  4. ソフィア: 「私は一日中、王妃様のお世話をしていました。11時頃に王子様にお茶をお届けしましたが、その後は王妃様のそばを離れていません。」
  5. レオナルド: 「私は午前中ずっと宝物庫で研究をしていました。10時半頃にオリバーが宝物庫の前を通り過ぎるのを見ました。しかし、彼はすぐに庭に戻っていきました。」

手がかり:

問題:

上記の情報から、王冠を盗んだ真犯人を特定してください。

解答

真犯人は レオナルド である。

推理:

  1. オリバーとレオナルドの証言の矛盾: オリバーはミシェルを10時頃に庭で見かけ、レオナルドはオリバーが10時半頃に宝物庫の前を通ったと証言している。もし両方の証言が正しければ、オリバーは庭と宝物庫の間を短時間で行き来したことになり、時間的に不可能である。少なくともどちらか一方が嘘をついている。
  2. ソフィアのアリバイの脆弱性: ソフィアはエドワード王子に11時頃にお茶を届けたと証言している。もしこれが事実なら、彼女は王妃の世話をしながらも王子に会う時間があったことになる。しかし、彼女が「その後は王妃様のそばを離れていない」という点は、11時以降のアリバイを主張しているに過ぎない。
  3. エドワードとミシェルの証言: ミシェルはエドワード王子が宝物庫に向かうのを見たと証言し、エドワード王子はソフィアが11時頃にお茶を持ってきたと証言。しかし、エドワード王子が宝物庫に行ったかどうかは確定できない。
  4. レオナルドの嘘: レオナルドは「午前中ずっと宝物庫で研究をしていた」と証言している。もし彼が午前中ずっと宝物庫にいたのなら、王冠を盗む機会があったことになる。さらに、オリバーの目撃証言について嘘をつく必要があったのは、自分が犯人である可能性を隠すためと考えられる。
  5. 消去法:
    • オリバー:レオナルドの証言が嘘である可能性が高いため、オリバーはシロ。
    • ミシェル:市場への買い出しというアリバイがあり、宝物庫に侵入する動機がない。
    • エドワード:宝物庫に向かったという証言はあるが、侵入した証拠はない。
    • ソフィア:王妃の世話というアリバイがあるが、11時までは自由に行動できた可能性もある。しかし、オリバーに関する証言がないため、レオナルドを庇う動機が薄い。
    • レオナルド:宝物庫にいたというアリバイがありながら、オリバーの証言について嘘をつく必要があった。

これらの点から、レオナルドが宝物庫に侵入し、王冠を盗んだと結論づけるのが最も合理的である。