2025-09-10 16:13 の謎
謎解き問題:消えた王冠と秘密の晩餐会
物語:
古の王国、エルドラド。王室に代々伝わる宝、太陽王冠が盗まれてしまった!王冠は、国の象徴であり、特別な力を持つと言われている。王は、名探偵であるあなたに事件の解決を依頼した。
手がかりは、盗まれた日の晩餐会に参加した5人の人物だけ。彼らはそれぞれ、重要な役割を担っている。
- アリス: 王室の料理長。晩餐会の料理全てを準備した。
- ボブ: 王室警備隊長。王冠が保管されていた部屋の警備責任者。
- キャロル: 王室の歴史学者。王冠の秘密について最も詳しい。
- デイビッド: 王室の宝石商。王冠のメンテナンスを担当していた。
- エミリー: 王室の外交官。晩餐会で他国の使節団をもてなした。
証言:
晩餐会の後、彼らはそれぞれ以下のように証言した。
- アリス: 「晩餐会の間、私はキッチンから一歩も出ていません。料理の準備で手一杯でしたから。」
- ボブ: 「私は常に王冠が保管されていた部屋の前に立っていました。誰も怪しい動きは見せていません。」
- キャロル: 「私は晩餐会の間、ずっとエミリー様と話していました。王冠のことは全く。」
- デイビッド: 「私は晩餐会の後、自分の部屋に戻り、すぐに眠ってしまいました。」
- エミリー: 「キャロル様と話していたのは事実です。でも、何度か席を外して、使節団の方々と挨拶を交わしました。」
追加情報:
- 王冠が盗まれたのは、晩餐会の最中である。
- 犯行が可能だったのは、王冠が保管されていた部屋に自由に出入りできる者だけである。
- 晩餐会の参加者は、互いに協力して嘘をつくことはない。
問題:
上記の証言と追加情報から、太陽王冠を盗んだ犯人を特定せよ。そして、どのようにして盗むことができたのか、論理的に説明してください。
解答
犯人:エミリー
犯行方法:
- ボブの証言の矛盾: ボブは「常に王冠が保管されていた部屋の前に立っていました。誰も怪しい動きは見せていません。」と証言している。しかし、犯行が可能だったのは、王冠が保管されていた部屋に自由に出入りできる者だけであるため、ボブの証言は犯人が出入りしていない限り正しい。つまり、ボブ自身は犯人ではない。
- キャロルとエミリーの証言の利用: キャロルは「晩餐会の間、ずっとエミリー様と話していました。王冠のことは全く。」と証言しているが、エミリーは「キャロル様と話していたのは事実です。でも、何度か席を外して、使節団の方々と挨拶を交わしました。」と証言している。
- アリバイの崩壊: エミリーはキャロルとずっと一緒にいたわけではないため、席を外した際に王冠の部屋に侵入し、盗むことが可能だった。
- その他の容疑者の排除:
- アリスはキッチンから一歩も出ていないため、不可能。
- ボブは王冠の保管場所から離れていないため、不可能。
- キャロルはエミリーと話していたため、単独では不可能。
- デイビッドは自分の部屋にすぐに戻ったため、不可能。
したがって、すべての証言と状況証拠を考慮すると、エミリーが晩餐会中に何度か席を外した際に、王冠が保管されていた部屋に侵入し、盗んだ可能性が最も高い。