2025-09-10 15:11 の謎
謎解き問題:消えた王冠の宝石
物語
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が入りました。
「大変です!明日の戴冠式で使用する予定の王冠から、最も大きく輝く宝石『希望の星』が消えてしまったのです!」
王室に到着したあなたは、王冠が保管されていた部屋に通されました。部屋には、王、王妃、そして宝石商の3人がいます。
- 王:不安そうな顔で部屋を歩き回っている。「まさか、戴冠式に間に合わないなんてことは…」
- 王妃:落ち着いた様子で椅子に座っている。「落ち着いて。きっと見つかりますわ。」
- 宝石商:青ざめた顔で立っている。「私が最後に確認した時は確かにありました!信じてください!」
部屋を調べると、以下のことがわかりました。
- 王冠は厳重な金庫の中に保管されていた。
- 金庫の鍵は王が常に持ち歩いている。
- 金庫を開けられるのは、鍵を持っている王、もしくは王の許可を得た者のみ。
- 部屋には監視カメラが設置されているが、宝石が消えた時間帯だけ故障していた。
- 部屋の出入り口は一つだけで、施錠されていた。
- 窓は開かず、鉄格子で覆われている。
- 宝石が消えたのは、3人が部屋にいる間だった。
- 3人の証言は以下の通り。
- 王:「私は戴冠式の準備で忙しく、ほとんど部屋にはいなかった。最後に王冠を見たのは朝だ。」
- 王妃:「私は宝石が消えた時間帯、ずっとこの部屋で本を読んでいました。誰かが王冠に近づいた様子はありませんでした。」
- 宝石商:「私は王室からの依頼で、王冠のメンテナンスのために部屋にいました。昼食のために一度部屋を出ましたが、鍵は王妃に預けました。」
あなたは3人の証言と部屋の状況から、犯人を特定する必要があります。
問題
論理的に考えて、宝石『希望の星』を盗んだ犯人は誰でしょうか? 理由も合わせて説明してください。
解答
犯人:宝石商
理由:
- 密室の状況: 部屋は密室であり、外部からの侵入は不可能。したがって、犯人は部屋にいた3人のうちの誰か。
- 王のアリバイ: 王は「戴冠式の準備で忙しく、ほとんど部屋にはいなかった」と証言している。
- 王妃のアリバイ: 王妃は「宝石が消えた時間帯、ずっとこの部屋で本を読んでいました。誰かが王冠に近づいた様子はありませんでした」と証言している。
- 宝石商の矛盾: 宝石商は「昼食のために一度部屋を出ましたが、鍵は王妃に預けました」と証言している。しかし、金庫の鍵は「王が常に持ち歩いている」と説明されている。
結論:
王妃が鍵を預かっていたという宝石商の証言が、王が鍵を所持しているという事実と矛盾している。宝石商は嘘をついており、金庫の鍵を不正に入手し、宝石を盗んだ可能性が高い。