2025-09-10 07:10 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語:
ここは、古くから続くアストリア王国。平和な日々が続いていましたが、ある朝、王室に大変な事件が起きました。
王国の象徴である「太陽の王冠」が、王宮の厳重な警備をかいくぐって盗まれたのです。王冠は、代々の王が即位の際に被る、特別な力を持つと信じられる宝物です。
盗まれた王冠がなければ、次期国王の即位式を行うことができません。王国は混乱に陥り、国民は不安を感じています。
名探偵であるあなたは、国王から直々に依頼を受け、王冠を取り戻すべく捜査を開始しました。
手がかり:
現場に残されていたのは、以下の3つの手がかりだけでした。
- 王冠が置かれていた展示ケースの前に落ちていた、小さな黒い羽根。
- 王宮の庭に咲くバラの花に添えられていた、一枚のトランプのカード「スペードの7」。
- 警備兵の証言:「犯行時刻と思われる時間帯に、王宮の裏手で奇妙な歌を歌う男の声が聞こえた。」
容疑者:
捜査の結果、3人の人物が容疑者として浮上しました。
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カラス男爵: 以前から王位を狙っていると噂される貴族。黒い羽根飾りがトレードマーク。しかし、最近は体調を崩して外出を控えているという情報も。
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ギャンブラー・ジョー: トランプを使った手品や賭け事で生計を立てる謎の男。王宮に出入りする業者に変装していたという目撃情報がある。
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吟遊詩人レオ: 王宮で定期的に歌を披露しているが、最近は新しい歌の創作に苦労している様子。裏声を使った奇妙な歌い方をすることがある。
問題:
3つの手がかりと容疑者の情報を元に、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
犯人は吟遊詩人レオです。
理由:
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黒い羽根: カラス男爵が容疑者としてすぐに思い浮かびますが、「体調を崩して外出を控えている」という情報から、アリバイがある可能性が高いです。また、羽根はカラス男爵固有のものではなく、装飾品として広く使われている可能性もあります。
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スペードの7: ギャンブラー・ジョーを連想させますが、トランプは手品師やギャンブラーが使う一般的な道具であり、決定的な証拠にはなりません。しかし、暗号として捉えることも可能です。スペードは「剣」を意味し、7は「音階の7番目の音(シ)」を表すと解釈できます。
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奇妙な歌声: 吟遊詩人レオが裏声で歌うことがあり、この声が警備兵の証言と一致します。また、「スペードの7」を音階に見立てた場合、「シ」の音は歌に関連する手がかりとなります。さらに、新しい歌の創作に苦労していたという情報は、犯行の動機を示唆している可能性があります。王冠を盗み、その美しさや力を歌のインスピレーションにしようと考えたのかもしれません。
これらの情報から、吟遊詩人レオが王冠を盗み、その痕跡としてスペードの7を残し、犯行時刻に奇妙な歌を歌っていたと推測できます。