2025-09-09 19:08 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
ある小さな国の博物館で、国の象徴である王冠が盗まれてしまいました。警備は厳重で、外部からの侵入の形跡はありません。警察は内部の犯行とみて捜査を開始しましたが、容疑者は3人に絞られ、決定的な証拠が見つかりません。
容疑者は以下の3人です。
- 館長: 博物館の館長であり、王冠の管理責任者。最近、多額の借金を抱えているという噂があります。
- 学芸員: 王冠の歴史に詳しい学芸員。王冠の展示方法について館長と意見が対立していました。
- 警備員: 夜間警備を担当する警備員。勤務態度は真面目ですが、過去に小さな窃盗事件を起こしたことがあります。
事件当日の証言は以下の通りです。
- 館長: 「私は事件当日、終日自分のオフィスで書類の整理をしていました。秘書が証人です。」
- 学芸員: 「私は午前中は資料室で研究をしており、午後からは別の博物館との打ち合わせに参加していました。」
- 警備員: 「私は夜間警備をしており、異常は見当たりませんでした。巡回記録も残っています。」
さらに、捜査の結果、以下の事実が判明しました。
- 王冠が展示されていたケースは、特殊な鍵でしか開けられません。この鍵は館長のみが持っています。
- 学芸員は、事件当日の午後の打ち合わせの参加証明書を提出しました。
- 警備員の巡回記録には、事件の時間帯に王冠の展示室の前を通過した記録はありません。
- 館長の秘書は、事件当日、体調不良で午前中に早退していました。
問題
上記の情報を元に、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は館長です。
理由
- 王冠のケースを開ける鍵を持っているのは館長のみであるため、犯人は館長である可能性が高いです。
- 学芸員は打ち合わせの参加証明書を提出しているため、アリバイがあります。
- 警備員は事件の時間帯に王冠の展示室の前を通過した記録がないため、犯行は困難です。
- 館長は「終日自分のオフィスで書類の整理をしていた」と証言していますが、秘書が午前中に早退しているため、この証言を裏付ける証人がいません。つまり、アリバイがないことになります。
- 館長は借金を抱えており、犯行動機もあります。
これらのことから、王冠を盗んだ犯人は館長であると結論付けられます。