2025-09-08 15:10 の謎

謎解き問題:消えた宝飾店

ある街に有名な宝飾店「エメラルドの瞳」がありました。ある朝、店長のミシェルが店を開けようとすると、ドアが開かない。鍵は閉まっているはずなのに、どういうことでしょう?

警察に通報し、ドアを壊して中に入ると、店内は荒らされた様子はなく、ショーケースの中に飾られていたはずの目玉商品である巨大なエメラルド「女王の涙」だけが消えていました。

ミシェルはすぐに従業員全員に連絡を取りましたが、アリバイがないのは以下の3人でした。

警察の捜査の結果、以下の事実が判明しました。

  1. 店の裏口は施錠されたままで、こじ開けられた形跡はない。
  2. 店の窓ガラスは全て内側から施錠されており、割られた形跡もない。
  3. 監視カメラは故障しており、事件当時の映像は残っていない。
  4. 店内に足跡はミシェルを含めた4人分のみ。
  5. 「女王の涙」が展示されていたショーケースの鍵は、ミシェルの机の引き出しに保管されており、その引き出しの鍵はミシェルが常に持ち歩いている。
  6. ショーケースの鍵は、通常はミシェルしか触らない。

あなたは名探偵として、この事件の犯人を突き止めてください。

ヒント:誰かが「女王の涙」を持ち出すために、どうしても必要なものとは?

解答

犯人は店長のミシェルです。

理由:

  1. 外部からの侵入の痕跡がない: 裏口も窓も施錠されており、外部からの侵入は不可能。
  2. ショーケースの鍵の存在: ショーケースの鍵は店長のミシェルしか通常触らない。そして、その鍵を保管している引き出しの鍵はミシェルが常に持ち歩いている。
  3. 足跡: 店内にミシェルの足跡があるのは当然。
  4. 監視カメラの故障: 犯行を隠蔽するのに都合が良い。

上記を総合的に考えると、ミシェルが「女王の涙」を持ち出すことが物理的に可能であり、監視カメラの故障を利用して犯行を隠蔽できる立場にありました。

動機:

問題文には記載されていませんが、例えば、ミシェルが経営難に陥っており、高価な「女王の涙」を盗んで売却することで資金を得ようとした、という動機が考えられます。または、保険金詐欺を企てた可能性もあります。

論理的帰結:

従業員のアリバイの有無や不満などは、ミスリードを誘うための情報です。最も重要なのは、ショーケースの鍵の管理状況と外部からの侵入が不可能であるという事実です。