2025-09-08 07:12 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
古都アストリアにある国立博物館で、国宝である「太陽王の王冠」が盗まれてしまった!王冠は厳重な警備のもと、最も奥の展示室に保管されていた。しかし、警備システムは正常に作動しており、侵入者の痕跡は一切ない。
警備員たちは困惑し、名探偵であるあなたに助けを求めた。あなたは現場を詳しく調べ、以下の事実を把握した。
- 展示室の状況:
- 王冠は展示ケースの中に置かれていた。
- 展示ケースは特殊な強化ガラスでできており、破壊された形跡はない。
- 展示ケースの鍵は警備隊長のみが持っており、鍵は警備隊長の身から離れることはなかった。
- 展示室内には、王冠を置く台座以外に、誰も隠れる場所はない。
- 展示室の出入り口は一つだけで、常に警備員が立っている。警備員は誰も展示室から出ていくのを見ていない。
- 展示室には監視カメラが設置されているが、映像には王冠が消える瞬間は記録されていなかった(カメラは正常に作動していた)。
- 展示室の窓は開かず、換気口は人が通れる大きさではない。
- 容疑者(事件当時、博物館内にいた人物):
- 警備隊長: 王冠の鍵を管理しており、盗難時には休憩室にいたと証言。
- 学芸員: 王冠の価値に詳しく、盗難時には自分のオフィスで作業していたと証言。
- 清掃員: 展示室の清掃を担当しているが、盗難時には別の場所を清掃していたと証言。
- 来館者: 数名の来館者がいたが、アリバイがあり、王冠に近づいた者はいない。
あなたは、これらの情報を元に、どのようにして王冠が盗まれたのかを推理し、盗まれた方法を特定する必要がある。
問題
上記の状況証拠から、王冠はどのようにして盗まれたのか?
解答
王冠は、展示ケースごと、展示室から運び出された。
論理的思考
- 密室状況: 展示室は厳重に警備されており、侵入経路がないため、内部犯行の可能性が高い。
- 消去法:
- 鍵は警備隊長が所持しており、破壊された形跡もないため、鍵を使った侵入は不可能。
- 展示ケースは破壊されていないため、物理的に王冠だけを取り出すことは不可能。
- 展示室の出入り口は警備されており、誰も出ていくのを目撃されていない。
- 展示室内に隠れる場所がないため、人が隠れて王冠を持ち出すことは不可能。
- 監視カメラが正常に作動しているにも関わらず、王冠が消える瞬間が映っていない。
- 結論: 上記の状況から考えられるのは、王冠が入った展示ケースごと、監視カメラに映らない方法で運び出された、ということである。監視カメラに映らない方法は、カメラの死角を利用して、展示ケースごと運び出すしかない。