2025-09-07 21:08 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語:
あなたは名探偵として、古都ローレンシアに招待されました。ローレンシア王国の王室が代々大切にしてきた「暁の王冠」が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消したのです。
犯行が行われたのは昨晩の午後9時から午前0時の間。 王宮には以下の人物がいました。
- 国王アルフレッド: 執務室で書類に目を通していた。
- 王妃エレナ: 自室で読書をしていた。
- 王子エドワード: 王宮の庭で天体観測をしていた。
- メイドのソフィア: 台所で夕食の片付けをしていた。
- 庭師のトーマス: 王宮の庭の手入れをしていた。
あなたはこの5人から事情聴取を行いました。
- 国王アルフレッド: 「私は執務室にずっといた。誰にも会っていない。」
- 王妃エレナ: 「私は本を読んでいたの。疲れたから、10時頃には寝てしまったわ。」
- 王子エドワード: 「午後9時から11時まで庭にいました。流れ星をいくつか見ましたよ。」
- メイドのソフィア: 「9時半には片付けが終わって、自分の部屋に戻りました。それからずっと部屋にいました。」
- 庭師のトーマス: 「9時まで庭の手入れをして、その後は自宅に帰りました。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- 宝物庫の扉は特殊な鍵でしか開けられない。その鍵を持っているのは国王アルフレッドのみ。
- 王宮の庭からは、宝物庫の裏口に繋がる秘密の通路がある。ただし、その通路を知っているのは王子エドワードだけである。
- メイドのソフィアは、以前から暁の王冠に強い憧れを抱いていた。
- 庭師のトーマスは、最近ギャンブルで多額の借金を抱えている。
- 王子は視力が悪く、夜に天体観測をする際は特殊なレンズを使う必要があった。しかし、そのレンズは現在、王子の部屋から無くなっている。
- 王妃は、寝る前に必ずハーブティーを飲む習慣がある。しかし、王妃の部屋にはハーブティーを飲んだ形跡がない。
- 王宮には監視カメラがあるが、昨晩の9時半から10時の間だけ、原因不明のシステムエラーで録画が停止していた。
あなたは全ての証拠と証言を照らし合わせ、犯人を特定しました。
問題:
暁の王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人: 王妃エレナ
犯行の手口:
- 王妃は、実際には読書をせず、9時半から10時の間の監視カメラが停止している時間帯を狙って、国王の執務室から王冠の鍵を盗み出した。
- 王妃はハーブティーを飲んだと証言したが、実際には飲んだ形跡がない。監視カメラが停止している間にハーブティーに睡眠薬を混ぜ、国王に飲ませた。
- 王妃は、盗んだ鍵を使って宝物庫から暁の王冠を盗み出した。
- 王妃は、王冠を盗んだ後、鍵を国王の執務室に戻し、アリバイを作った。
推理の根拠:
- 国王以外に鍵を持っている人物はいない。しかし、国王が執務室から離れたという証拠はない。
- 王妃が読書をしていたという証言を裏付ける証拠はない。また、ハーブティーを飲んだ形跡がないという事実は、彼女の証言が嘘であることを示唆している。
- 王子は視力が悪いため、特殊なレンズが必要だが、そのレンズが無くなっている。これは王子が天体観測をしていなかったことを示唆している。
- 庭師は9時まで庭にいたが、宝物庫の裏口に繋がる秘密の通路を知らないため、犯行は不可能。
- メイドは王冠に憧れを持っているが、宝物庫の鍵を持っていないため、犯行は不可能。
- 監視カメラが停止した時間帯に、王妃が鍵を盗み出すことが可能だった。
- 王妃は、国王に睡眠薬を飲ませることで、犯行の発覚を遅らせることができた。
上記より、最も可能性が高いのは王妃が犯人であるという結論に至ります。