2025-09-07 17:08 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
ここは美しい自然に囲まれた小さな国、エルディア王国。エルディア王国には、代々王家に受け継がれる、国を象徴する美しい王冠がありました。しかし、今朝、その王冠が王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです!
国王は名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。
王宮にいたのは、以下の4人。
- 王妃:王冠を誰よりも愛しており、毎日手入れをしていた。
- 王子:最近、新しいゲーム機が欲しいと国王にねだっていた。
- 執事:長年王家に仕えており、王宮の隅々まで知り尽くしている。
- 庭師:庭の手入れをしており、事件当日は朝早くから庭にいた。
あなたは彼らに事情聴取を行いました。すると、それぞれ次のように証言しました。
- 王妃:「朝食後、王冠を見に行ったら、もう無くなっていたの。本当に悲しいわ。」
- 王子:「僕は朝からずっと自室で勉強していたよ。王冠のことなんて知らない。」
- 執事:「私は朝食の準備をしており、その後は国王の身の回りのお世話をしておりました。宝物庫には近づいておりません。」
- 庭師:「私は朝6時からずっと庭の手入れをしていました。誰かが王宮に出入りするのを見た、または王冠が盗まれたことさえ知りません。」
さらに、あなたは以下の情報を入手しました。
- 宝物庫の扉は厳重に施錠されており、壊された形跡はない。
- 鍵は国王、王妃、執事の3人が持っている。
- 王子は、王妃に頼んで宝物庫の鍵を借りたことが何度かある。
- 庭師は、以前から新しい園芸道具を欲しがっていた。
- 王冠は非常に高価で、売れば大金になる。
- エルディア王国では、嘘をつくと体が痺れるという奇妙な風習がある。
あなたは4人に、好きな果物を食べてもらい、誰が痺れたかを確認した。
- 王妃:痺れなかった
- 王子:痺れた
- 執事:痺れなかった
- 庭師:痺れなかった
これらの情報から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は王子です。
論理的思考
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鍵の所持者と侵入: 宝物庫の扉が壊されておらず、鍵を持っているのは国王、王妃、執事の3人。しかし、王子も王妃から鍵を借りたことがあるため、侵入は可能だった。
- アリバイの検証: 王妃、執事、庭師はそれぞれアリバイを主張している。
- 王妃は王冠が無くなったことに一番早く気づいたため、犯人の可能性は低い。
- 執事は朝食の準備や国王の世話をしていた。
- 庭師は朝早くから庭の手入れをしていた。
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動機: 王子は新しいゲーム機が欲しいという動機がある。王冠を売れば、その資金を得られる可能性がある。庭師も新しい園芸道具を欲しがっているが、王子のほうが動機が強い。
- 嘘の証拠: 王子は「僕は朝からずっと自室で勉強していたよ。王冠のことなんて知らない。」と証言している。しかし、好きな果物を食べた際に痺れたことから、嘘をついていることが判明した。
結論
上記の論理的思考により、王子は宝物庫に侵入し、王冠を盗んだ疑いが最も高く、痺れたことから嘘をついていると断定できるため、犯人は王子であると結論付けられます。