2025-09-07 11:07 の謎
謎解き問題:消えた王冠の行方
物語
ここは平和な王国、エメラルド王国。今日はお祭りだ。広場にはたくさんの人が集まり、歌や踊りで賑わっている。王様は皆の笑顔を見るのが大好きで、いつも祭りの日は広場に顔を出す。
しかし、今年は様子が違った。王様が広場に姿を現さないのだ。代わりに、王宮騎士団長が深刻な顔で広場に現れた。
「皆、静かに!大変なことが起きた!王様の王冠が盗まれたのだ!」
広場は騒然となった。エメラルド王国の王冠は、国を守る魔法が込められた大切なもの。もし王冠がなくなれば、王国に災いが降りかかるかもしれない。
騎士団長は続ける。「犯人は王宮の中にいる可能性が高い。王宮に出入りできる者は限られているからな。容疑者は以下の3人だ。」
- 宰相: いつも冷静沈着で、王様に忠実に仕えている。しかし、最近、王位を狙っているという噂も耳にする。
- 王妃: 美しく優しい王妃。王様とは深い愛情で結ばれているはずだが、最近、二人の間に溝があるという噂も…。
- 道化師: いつも王様を笑わせている道化師。しかし、その素性は謎に包まれており、過去に犯罪に関わっていたという情報もある。
騎士団長は、王冠が盗まれた日の3人のアリバイを調べた。
- 宰相: 午前中は執務室で書類の整理をしていた。その後、広場で行われる祭りの準備の指揮を執っていたという。
- 王妃: 午前中は王宮の庭園でバラの手入れをしていた。その後、王宮内の慈善施設を慰問していたという。
- 道化師: 午前中は自分の部屋で新しいジョークを考えていた。その後、広場で子供たちを楽しませていたという。
さらに、騎士団長は王冠が盗まれた部屋を調べた。部屋には王冠の入っていたケースが残されており、ケースの鍵は王様しか持っていないはずだった。しかし、ケースには鍵穴を壊した跡があり、強引に開けられたことがわかった。そして、部屋には3人の容疑者のうち、誰かのものと思われる小さな緑色の羽根が落ちていた。
さあ、名探偵の君!論理的に考えて、王冠を盗んだ犯人を突き止めてくれ!
ヒント
- 緑色の羽根を持っている人物は誰か?
- 強引にケースを開ける必要があったのは誰か?
- アリバイは本当に完璧か?
- 噂も考慮しよう
解答
容疑者は道化師である。
理由
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羽根の存在: 部屋に落ちていた緑色の羽根は、道化師の衣装の一部と考えられる。他の2人は羽根飾りを身につける理由がない。
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鍵の必要性: 王様しか鍵を持っていないケースを強引に開ける必要があったのは、鍵を持っていない人物である。宰相や王妃が王様から鍵を借りることは可能だが、道化師が借りることは考えにくい。
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動機: 道化師の素性は謎に包まれており、過去に犯罪に関わっていたという情報がある。王冠を盗んで売り払おうとした可能性が考えられる。また、道化師の「ジョークを考えていた」というアリバイは曖昧であり、王冠を盗む時間があったとも考えられる。
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アリバイの不確実性: 宰相が「祭りの準備の指揮を執っていた」というのは、部下に指示を出していただけで、自身がずっと現場にいたとは限らない。王妃の「慈善施設を慰問していた」というのも、一人で行っていた場合は確認が難しい。しかし、道化師の「子供たちを楽しませていた」というアリバイは目撃者が多く、偽証が難しい。
以上の点から、王冠を盗んだのは道化師である可能性が最も高い。