2025-09-06 03:20 の謎
謎解き問題:消えた王冠と三人の容疑者
物語
古王国アストリアの王室に代々伝わる、輝かしい王冠「暁の星」が盗まれた!王宮は厳重に警備されており、外部からの侵入は不可能に近い。容疑者は、王室に出入りできる3人に絞られた。
- エリック:王室専属の庭師。花を愛し、いつも庭で手入れをしている。
- リリー:王女の侍女。王女に忠誠を誓い、常に身の回りの世話をしている。
- オリバー:王室顧問。博識で、王に助言を与えている。
盗難があった日の3人の証言は以下の通り。
- エリック:「盗難があった時間帯は、バラ園で特別な肥料を調合していました。アリバイを証明できる人はいませんが、バラたちは知っています。」
- リリー:「王女様のお部屋で、新しいドレスの試着を手伝っていました。王女様が証人です。」
- オリバー:「図書館で古文書を調べていました。司書が私の姿を見たはずです。」
しかし、王室調査員が調べた結果、以下の事実が判明した。
- バラは言葉を話せない。
- 王女は、その時間帯は熱を出して寝込んでいた。
- 司書は、オリバーをその時間帯には見ていない。
さらに、盗まれた王冠があった場所からは、土の付いた剪定ばさみが見つかった。
問題
以上の情報から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人はエリックです。
理由
- リリーのアリバイの崩壊: 王女が寝込んでいたため、リリーの証言は偽りです。リリーが犯人である可能性は残ります。
- オリバーのアリバイの崩壊: 司書がオリバーを見ていないため、オリバーの証言も偽りです。オリバーが犯人である可能性も残ります。
- エリックの証言の検証: エリックのアリバイは直接的には証明できませんが、「バラは知っている」という比喩表現は、彼が庭師であることを考えると自然です。
- 物的証拠: 土の付いた剪定ばさみが決定的な証拠です。庭師であるエリックが、剪定ばさみを使用していた可能性が最も高く、王冠があった場所から発見されたことは、彼が犯人であることを強く示唆します。
- 消去法と状況証拠: リリーとオリバーのアリバイが崩れたとはいえ、直接的な犯行を裏付ける証拠はありません。しかし、エリックに関しては、庭師であること、そして剪定ばさみが発見されたという状況証拠が重なります。
上記を総合的に判断すると、エリックが王冠を盗んだ犯人であると結論付けるのが最も論理的です。