2025-09-05 15:11 の謎
謎解き問題:消えた王冠と秘密の晩餐会
物語
古都オスタニアの王宮で、年に一度の晩餐会が開かれようとしていた。各国の王族や貴族が集まる華やかな宴だ。しかし、開宴直前、王室の象徴である「太陽の王冠」が盗まれるという大事件が発生した!
オスタニア王は名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼した。晩餐会に出席していたのは以下の5人。
- アルフォンス公爵: 隣国の軍事力に長けた公爵。常に冷静沈着だが、野心家という噂もある。
- ベアトリス王女: オスタニア王の妹。美しく聡明だが、少しわがままな一面も。
- カシウス枢機卿: ローマ教皇庁からの使節。敬虔な人物として知られているが、裏の顔があるという噂も。
- ドロテア伯爵夫人: 大富豪の未亡人。宝石や美術品のコレクターで、晩餐会でもひときわ豪華な装いをしていた。
- エドガー教授: オスタニア王室御用達の歴史学者。王冠の歴史にも詳しい。
現場検証の結果、以下の事実が判明した。
- 王冠が盗まれたのは、晩餐会の準備が始まる直前の午後6時から7時の間。
- 王冠は王宮の宝物庫に保管されていたが、鍵は厳重に管理されており、こじ開けられた形跡はない。
- 犯人は、王宮内部の事情に詳しい人物である可能性が高い。
-
晩餐会に出席した5人は、それぞれ以下のアリバイを主張している。
- アルフォンス公爵: 「午後6時から7時の間は、庭園でバラの手入れをしていた。」
- ベアトリス王女: 「午後6時半から7時まで、自室でピアノを練習していた。」
- カシウス枢機卿: 「午後6時から7時まで、礼拝堂で祈りを捧げていた。」
- ドロテア伯爵夫人: 「午後6時から6時45分まで、王妃と談笑していた。」
- エドガー教授: 「午後6時半から7時まで、図書館で古文書を読んでいた。」
- 庭園には監視カメラが設置されており、アルフォンス公爵が庭にいたのは午後6時30分から6時45分までの15分間だけだったことが判明した。
- 王妃はドロテア伯爵夫人と6時15分に別れたと証言している。
問題
以上の情報から、太陽の王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人はアルフォンス公爵です。
論理
-
アルフォンス公爵のアリバイが崩れている。彼は午後6時から7時の間、庭園でバラの手入れをしていたと主張しているが、監視カメラの記録では午後6時30分から6時45分までの15分間しか庭にいませんでした。つまり、それ以外の時間帯には宝物庫に侵入し、王冠を盗むことが可能だったと考えられます。
-
他の容疑者のアリバイは、現時点では矛盾していません。
- ベアトリス王女は午後6時半から7時までピアノを練習していたと証言。
- カシウス枢機卿は午後6時から7時まで祈りを捧げていたと証言。
- ドロテア伯爵夫人は午後6時から6時45分まで王妃と談笑していたと証言。王妃の証言により、午後6時15分まではアリバイが成立。
- エドガー教授は午後6時半から7時まで古文書を読んでいたと証言。
-
犯人は王宮内部の事情に詳しい人物である可能性が高いという点も、アルフォンス公爵は隣国の公爵であり、オスタニア王宮に頻繁に出入りしているため、条件に合致します。
-
鍵が厳重に管理されていたにもかかわらず、こじ開けられた形跡がないことから、犯人は鍵をコピーするか、宝物庫の構造を知っている人物と考えられます。アルフォンス公爵は王宮に頻繁に出入りしているため、宝物庫の構造を知っていても不自然ではありません。
以上のことから、最も可能性が高い犯人はアルフォンス公爵であると結論づけられます。