2025-09-05 11:09 の謎
謎解き問題:消えた王冠と三人の容疑者
物語
古の王国、エルドラド。この国には代々受け継がれてきた、国を象徴する美しい王冠がありました。しかし、今朝、その王冠が王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです。
国王は名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。
事件当日、宝物庫に出入りできたのはたった三人。
- アリア: 王女。明日の戴冠式で王冠を被る予定だった。
- セバスチャン: 王室警備隊長。宝物庫の警備責任者。
- エレナ: 王室付きの宝石職人。王冠のメンテナンスを担当していた。
あなたは三人に事情を聞き、以下の証言を得ました。
- アリア: 「今朝、王冠を見に行ったら、もう無かったの。本当にショックだわ。」
- セバスチャン: 「私は昨夜からずっと宝物庫の前で警備をしていました。誰も侵入していません。」
- エレナ: 「私は昨日、王冠のメンテナンスを終えて、鍵をセバスチャンに渡しました。それ以降、宝物庫には入っていません。」
さらに、あなたは以下の事実を掴みました。
- 宝物庫の扉は厳重に施錠されており、ピッキングの跡はありません。
- セバスチャンは、常に正直に話すことで有名です。
- 犯人は嘘をついています。
問題
王冠を盗んだのは誰でしょうか? そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人:アリア王女
方法:
セバスチャンの証言から、彼が正直者であり、誰も侵入していないことがわかります。つまり、王冠が盗まれたのは、扉が施錠されている間、つまり内部の人間による犯行である必要があります。
エレナは鍵をセバスチャンに渡したと言っていますが、セバスチャンは誰も侵入していないと証言しているので、エレナが犯人だとすると、セバスチャンの証言が嘘になってしまいます。しかし、セバスチャンは正直者なので、エレナは犯人ではありません。
残る容疑者はアリア王女です。アリアは王冠を見に行ったと言っていますが、もともと王女は自由に宝物庫に出入りできたと考えられます。つまり、王女は鍵を使わずに、盗むことができたのです。
アリア王女が嘘をついている可能性について、彼女は「王冠を見に行ったら、もう無かった」と言っています。これは事実かもしれませんが、同時に王女自身が王冠を盗んだ後で、そのように証言している可能性も否定できません。
したがって、状況証拠と消去法から、アリア王女が王冠を盗んだ犯人であると結論付けられます。