2025-09-05 07:10 の謎
今日の謎解き:消えた絵画と3つの証言
物語
あなたは名探偵。ある日、美術館から緊急の連絡が入りました。展示されていた有名な絵画「星降る夜の夢」が盗まれたというのです。現場に駆けつけたあなたは、3人の関係者から証言を得ました。
容疑者
- 美術館の警備員: 「夜通し警備をしていましたが、何も異常はありませんでした。最後に絵を見たのは、閉館前の午後5時です。」
- 絵画修復家: 「午後4時頃に絵のメンテナンスを終えましたが、その時は確かに絵がありました。その後は美術館にはいません。」
- 学芸員: 「午後6時頃に展示室を見回りましたが、その時にはもう絵はありませんでした。閉館後すぐに盗まれたのでしょう。」
手がかり
- 美術館の開館時間は午前9時から午後5時まで。
- 美術館には監視カメラが設置されているが、なぜかその日の午後5時から午後7時までの映像が消去されていた。
- 絵画は非常に大きく、一人で持ち出すのは困難。
- 3人の証言のうち、1つだけ嘘が含まれている。
問題
上記の証言と手がかりから、絵画を盗んだのは誰でしょうか?理由と共に答えてください。
解答
犯人:学芸員
理由
3人の証言のうち、嘘をついているのは学芸員です。以下に論理的な推理を説明します。
- 警備員の証言の検証: 警備員が「最後に絵を見たのは午後5時」と言っていることから、少なくとも午後5時までは絵が存在していたことになります。
- 絵画修復家の証言の検証: 修復家が「午後4時にメンテナンスを終えた」と言っており、警備員の証言と矛盾しません。
- 学芸員の証言の検証: 学芸員が「午後6時に見回った時には絵が無かった」と言っている場合、監視カメラの映像が消去された時間帯(午後5時から午後7時)と一致します。学芸員は、監視カメラが作動していない時間帯に絵が無くなったと主張することで、自身の犯行を隠蔽しようとしていると考えられます。
- 犯行の動機: 絵画は大きく、一人で持ち出すのが困難です。学芸員は美術館の内部事情に詳しく、警備の状況も把握しているため、共犯者を手配して絵画を盗み出す計画を立てやすかったと考えられます。
- 嘘をつく理由: もし警備員または修復家が嘘をついている場合、絵が無くなった時間帯が明確になり、犯人を特定しやすくなります。学芸員が嘘をつくことで、自身の犯行を隠蔽し、捜査を混乱させようとしていると考えられます。
以上のことから、学芸員が嘘をついており、絵画を盗んだ犯人である可能性が最も高いと判断できます。