2025-09-05 00:51 の謎

謎解き問題:消えた王冠と秘密の晩餐会

プロローグ

古の王国、エメラルド王国では、年に一度、豊穣を祝う盛大な晩餐会が開かれる。今年の晩餐会も間近に迫り、準備は大詰めを迎えていた。しかし、その晩餐会で最も重要な役割を果たすはずの「エメラルドの王冠」が、厳重に保管されていた王宮の宝物庫から消えてしまったのだ!

王宮警備隊長は、王国一の推理力を持つあなたに助けを求めた。

「晩餐会は明日に迫っています。王冠が見つからなければ、王国に災いが降りかかるとの言い伝えもあるのです。どうか、王冠を取り戻してください!」

手がかり

宝物庫に侵入できたのは、以下の4人の人物のみ。

証拠

  1. 宝物庫の扉は、特殊な鍵でしか開けられない。その鍵を持っているのは、警備隊長のみ。しかし、鍵は警備隊長の持ち物から無くなっていなかった。
  2. 宝物庫の窓は内側から施錠されていた。窓ガラスには、庭の植物の葉っぱが付着していた。
  3. 晩餐会の準備のため、料理長は一日中厨房にいたという証言がある。しかし、1時間だけ姿が見えなかった時間帯があった。
  4. 侍女は、盗難事件が発覚する数時間前から体調を崩し、自室で休んでいた。
  5. 王子は、盗難事件の数日前に、宝物庫の見取り図を熱心に調べていたという証言がある。
  6. 宝物庫の中には、微量の塩が落ちていた。
  7. 庭師は最近、王宮で育てている希少なバラを、個人的に売ってお金にしていた事が発覚した。

問題

以上の手がかりと証拠から、エメラルドの王冠を盗んだ犯人を特定し、その犯行の手口を説明してください。

解答

犯人:庭師

犯行の手口:

  1. 庭師は、以前に王室の宝物を盗もうとした疑いをかけられたことがあり、王宮の警備体制や宝物庫の構造に詳しい。
  2. 庭師は、鍵を使わずに宝物庫に侵入するため、窓から侵入することを計画した。
  3. 彼は、王宮の庭で育てている植物の知識を利用し、窓ガラスに付着した葉っぱを、自分の庭仕事用の服に意図的につけた。
  4. 盗難当日、彼は庭仕事中に窓から宝物庫に侵入し、王冠を盗み出した。窓は内側から施錠し、証拠隠滅を図った。
  5. 盗んだ王冠を売却し、最近発覚したバラを売却した件と合わせて、お金に困窮していた状況を脱しようとした。

推理:

上記の状況証拠から、最も可能性が高いのは、以前に王室の宝物を盗もうとしたことがあり、窓からの侵入が可能で、金銭的な動機もある庭師であると判断できる。