2025-09-04 13:20 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語:
古の王国、アルカディア。豊かな自然と人々の笑顔に満ちたこの国には、代々受け継がれる美しい王冠がありました。それは太陽の光を閉じ込めたかのように輝き、国の象徴として国民に愛されていました。
しかし、ある朝、王冠が王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです。宝物庫は厳重に施錠され、侵入者の痕跡は一切ありません。
王様は、アルカディアで最も賢い3人の賢者を集め、王冠の謎を解き明かすよう命じました。
賢者たちの証言:
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賢者アリス: 「私は昨夜、王宮の庭で星を観測していました。宝物庫の方角から物音が聞こえたのは午前0時頃だったでしょうか。しかし、庭からは宝物庫の扉は見えません。」
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賢者ボブ: 「私は昨夜、王宮の図書館で古文書を読んでいました。午前1時には眠りにつきましたが、それまで誰も図書館には来ていません。宝物庫の鍵は、王様以外では私だけが持っています。」
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賢者キャロル: 「私は昨夜、王宮の厨房で新しいお菓子の試作をしていました。午前2時までには終え、自室に戻りました。宝物庫の警備兵たちは、夜食を届けた時にいつものように見張りをしていました。」
手がかり:
- 宝物庫の扉は内側からも外側からも鍵をかけることができる。
- 王様は昨夜、執務室で夜遅くまで書類に目を通していた。
- 賢者の中で、嘘をついている者が1人いる。
- 王冠を持ち出せるのは、宝物庫の鍵を持っている者だけである。
問題:
王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして王冠を持ち出したのでしょうか?
解答
犯人: 賢者ボブ
トリック:
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鍵の所持者: 王冠を持ち出せるのは鍵を持っている者だけで、それは王様と賢者ボブです。
- 賢者の嘘: 賢者の中で嘘をついている者がいます。
- アリス:午前0時頃に物音を聞いた。
- ボブ:午前1時まで図書館にいて、誰も来なかった。
- キャロル:午前2時まで厨房にいて、警備兵に夜食を届けた際に警備兵が見張りをしていた。 これらの証言の中で、ボブの証言が嘘だとわかります。なぜなら、宝物庫の鍵を持っているのは王様とボブだけなので、王様が盗んでいないとすると、ボブが鍵を使って盗んだことになります。
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犯行時刻: ボブは「午前1時には眠りについた」と言っていますが、これは嘘です。実際には、ボブは午前1時以降に宝物庫へ行き、王冠を盗み出したと考えられます。
- 盗難方法: ボブは鍵を使って宝物庫に入り、王冠を盗み出しました。そして、宝物庫の扉を内側から施錠し、鍵を持ち帰ったため、侵入者の痕跡は残りませんでした。
結論: 賢者ボブが王冠を盗んだ犯人であり、鍵を使って宝物庫に侵入し、王冠を盗み出した。そして、自分のアリバイを偽るために嘘の証言をした。