2025-09-04 12:21 の謎
毎日謎解き:消えた王女のティアラ
物語:
古の王国、エメラルド王国。国民に愛された美しいエメラルド王女が、明日に迫った16歳の誕生日を前に、大切にしていたティアラを何者かに盗まれてしまいました。王女の誕生日を祝う舞踏会には、そのティアラが欠かせません。
王女は信頼できる3人の側近、アリス、ボブ、キャシーに捜索を命じました。3人はそれぞれ手がかりを見つけて王女に報告しましたが、3人の証言は食い違っており、誰かが嘘をついているようです。
手がかり:
- アリスの証言: 「ティアラは庭のどこかに隠されているはずです。ボブが犯人ではありません。ボブは一日中、書斎にこもっていました。」
- ボブの証言: 「私はティアラを盗んでいません。キャシーが犯人です。彼女は庭師と親しげに話していました。」
- キャシーの証言: 「私はティアラを見ていません。アリスが犯人です。彼女は朝からずっとそわそわしていました。」
謎:
3人の側近のうち、嘘をついているのは一人だけです。嘘をついているのは誰で、ティアラを盗んだのは誰でしょうか?
ヒント:
- 嘘をついている人物が誰かを仮定し、矛盾がないか確認しましょう。
- 犯人は3人の側近の中にいます。
解答
まず、誰が嘘をついているか仮定して考えます。
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アリスが嘘をついている場合:
- アリスが嘘をついているので、「ティアラは庭に隠されていない」かつ「ボブが犯人である」となります。
- ボブが犯人なので、ボブの証言は全て嘘になります。つまり、「自分は盗んでいない」も「キャシーが犯人」も嘘です。
- キャシーの証言は真実になります。すると、「自分はティアラを見ていない」かつ「アリスが犯人」が真実となります。
- しかし、「アリスが犯人」と「ボブが犯人」が同時に真実になることはあり得ないので矛盾が生じます。
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ボブが嘘をついている場合:
- ボブが嘘をついているので、「自分は盗んでいない」と「キャシーが犯人」の少なくともどちらかが嘘です。しかし、ボブが嘘をついている場合、キャシーが犯人である可能性は残ります。
- アリスの証言は真実になります。すると、「ティアラは庭に隠されている」かつ「ボブが犯人ではない」が真実です。
- キャシーの証言は真実になります。すると、「自分はティアラを見ていない」かつ「アリスが犯人」が真実となります。
- しかし、「アリスが犯人ではない」と「アリスが犯人」が同時に真実になることはあり得ないので矛盾が生じます。
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キャシーが嘘をついている場合:
- キャシーが嘘をついているので、「自分はティアラを見ていない」かつ「アリスが犯人」が嘘になります。つまり、「自分はティアラを見た」または「アリスが犯人ではない」となります。
- アリスの証言は真実になります。すると、「ティアラは庭に隠されている」かつ「ボブが犯人ではない」が真実です。
- ボブの証言は真実になります。すると、「自分はティアラを盗んでいない」かつ「キャシーが犯人」が真実となります。
- この場合、矛盾は生じません。
したがって、嘘をついているのはキャシーであり、ティアラを盗んだのはキャシーです。