2025-09-04 02:14 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の謎

【問題】

古の王国、エルドラド。その王室に代々伝わる「太陽の王冠」が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまった。

事件当日、宝物庫に出入りしたのは以下の4人。

事件後、彼らはそれぞれ以下のように証言した。

さらに、以下の情報が判明している。

  1. 宝物庫の扉は、特殊な鍵でしか開けることができない。その鍵は、王のみが所有している。
  2. しかし、王は事件当日、体調を崩し、一日中自室で休んでいた。王は誰にも鍵を渡していないと証言している。
  3. 宝物庫には、侵入者を感知する魔法の結界が張られている。結界を破ると、警報が鳴り響くはずだが、当日は警報は鳴らなかった。
  4. 王女は嘘をつかない。

以上の情報を元に、太陽の王冠を盗んだ犯人を突き止めよ。

解答

犯人は宰相です。以下に論理的な推論を示します。

  1. 王女の証言の信頼性: 王女は嘘をつかないため、彼女の証言は真実です。つまり、王女は庭園で読書をしていた後、宰相と国の政策について話し合っていました。

  2. 王の証言の信頼性: 王は一日中自室で休んでおり、誰にも鍵を渡していないため、王の証言も信頼できます。

  3. 鍵の不在と警報の不発: 宝物庫の扉は王しか持っていない鍵でしか開けられず、王は鍵を渡していません。また、魔法の結界が張られているにも関わらず警報が鳴らなかったことから、犯人は鍵を使わずに宝物庫に侵入したことになります。

  4. 宰相の策略: 宰相は王女と午後に会っているため、王女の証言からアリバイは成立しません。鍵を使わずに宝物庫に入るには、王に気づかれずに鍵を盗むか、結界を無効化する必要があります。王が体調を崩している状況を利用し、宰相が王の部屋から一時的に鍵を盗み出し、王冠を盗んだ後、鍵を元の場所に戻したと考えられます。あるいは、宰相は魔法に精通しており、結界を一時的に無効化する手段を持っていた可能性もあります。

  5. 騎士団長と道化師の可能性の排除: 騎士団長は訓練を指揮していたという証言だけでは完全にアリバイを証明できませんが、鍵や結界に関する知識を持っているとは考えにくいです。道化師は王宮内を歩き回っていただけで、宝物庫に侵入する動機も、結界を無効化する手段も示されていません。

以上のことから、鍵を使わずに宝物庫に侵入できる可能性があり、王女の証言からアリバイが成立せず、王位を狙う動機を持つ宰相が犯人である可能性が最も高いと考えられます。