2025-09-02 21:09 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
【物語】
古の王国、エルドラド。長きに渡り平和を保ってきたこの国で、年に一度の戴冠式が行われるはずだった。しかし、戴冠式を明日に控えた夜、王家の象徴である「太陽の王冠」が、厳重に警備された宝物庫から忽然と姿を消してしまったのだ!
国中が大騒ぎになる中、名探偵のあなたに白羽の矢が立った。「明日の戴冠式までに、王冠を見つけ出してほしい」と、国王自ら直々に依頼してきたのだ。
あなたは早速、宝物庫の調査を開始した。宝物庫は、以下の特徴を持っていた。
- 扉: 鋼鉄製の扉で、鍵は国王しか持っていない。鍵は常に国王が身につけている。
- 窓: 小さな窓が一つあるが、鉄格子で厳重に守られており、人が通れる大きさではない。
- 監視カメラ: 宝物庫内には監視カメラが設置されているが、昨夜の落雷で故障してしまい、映像は記録されていない。
- 警備兵: 二人の警備兵が、宝物庫の扉の前を夜通し警備していた。警備兵は、一晩中、誰も宝物庫に出入りするのを見ていないと証言している。
- 内部: 宝物庫の中には、王冠が置かれていた台座の他には、何もなかった。床には埃が薄く積もっているが、誰かが歩いたような足跡はない。
あなたは、警備兵の証言や宝物庫の状況から、いくつかの手がかりを得た。
- 王冠は、宝物庫から「消えた」のではなく、最初からなかった可能性がある。
- 警備兵は嘘をついているか、何かを見落としている可能性がある。
- 落雷が、王冠の消失に何らかの関係がある可能性がある。
あなたは、これらの手がかりを元に、王冠がどのようにして宝物庫から消えたのか、推理を始めた。
【問題】
上記の状況から、王冠が宝物庫から消えた(もしくは、最初からなかった)可能性のある方法を、最も論理的なものを一つ答えなさい。
解答
王冠は、落雷によって一時的に発生した停電時に、警備兵が気づかないうちに運び出された。
【解説】
- 扉と窓からの侵入: 扉は国王しか鍵を持っていないため、国王の関与がない限り不可能。窓は鉄格子があるため、人が通れない。
- 警備兵の証言: 警備兵は嘘をついているか、何かを見落としている可能性がある。しかし、一晩中警備していたことを考えると、完全に嘘をついているとは考えにくい。
- 落雷の影響: 落雷によって監視カメラが故障しただけでなく、一時的な停電が発生した可能性がある。
上記の状況を総合的に考えると、落雷による停電時に、何者かが警備兵の隙をついて王冠を運び出した、というのが最も論理的な可能性として考えられます。