2025-09-01 08:16 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語:
古都アリアドネの博物館で、国宝である「太陽王の王冠」が盗まれてしまった!警備システムは完璧で、侵入者の痕跡は一切なし。しかし、王冠は展示ケースから忽然と姿を消したのだ。
館長のあなたは、名探偵のあなたに事件の解決を依頼した。手がかりは、以下の4つの証言と、盗まれた日の監視カメラの映像記録だけだ。
証言:
- 警備員A: 「午後3時から4時の間、私は展示室Bの警備をしていました。その間、誰も展示室A(王冠が展示されていた部屋)には入っていません。」
- 警備員B: 「私は午後3時から4時の間、ずっと休憩室にいました。誰も休憩室から出ていくのを見ていません。」
- 清掃員C: 「私は午後3時30分から3時45分の間、展示室Aの清掃をしていました。その時、王冠はまだ展示ケースの中にありました。」
- 来館者D: 「私は午後3時15分頃に展示室Aの前を通りました。王冠はケースに入っていたと思いますが、よく見ていません。」
監視カメラの映像記録:
- 午後3時から4時の間、展示室A、展示室B、休憩室への出入りは記録されていない。
- 午後3時30分から3時45分の間、清掃員Cが展示室Aに出入りする様子が記録されている。
謎:
完璧な警備システムを突破し、王冠を盗んだ犯人は誰なのか?そして、どのようにして盗んだのか?
解答
犯人: 清掃員C
トリック:
- 時間軸の特定: 来館者Dの証言(3時15分頃に王冠を見た)と、清掃員Cの証言(3時30分から3時45分の間に清掃)から、王冠が盗まれたのは午後3時15分から3時45分の間だと絞り込める。
- アリバイの確認: 警備員Aは展示室Bにいたため、展示室Aには入れない。警備員Bは休憩室にいたため、展示室Aには入れない。
- 清掃員Cの可能性: 清掃員Cは、展示室Aに3時30分から3時45分の間に入室している。そして、この時間帯に王冠が盗まれている。
- 監視カメラの盲点: 監視カメラは展示室Aの全体を映しているが、清掃員Cが清掃用具の中に王冠を隠して持ち出す瞬間までは捉えられていない可能性がある。清掃員は清掃道具を持ち込むことが許されているため、王冠を隠して持ち出すことが容易だったと考えられる。
結論:
清掃員Cは、清掃の時間を利用して王冠を盗み、清掃用具に隠して持ち出したと考えられる。監視カメラに決定的な瞬間は映っていないが、時間的、状況的に最も犯行が可能だったのは清掃員Cである。