2025-08-31 14:08 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは、名探偵ポアロに憧れる見習い探偵です。ある日、由緒ある貴族、アッシュワース卿から緊急の依頼が舞い込みました。アッシュワース家の宝である「太陽の王冠」が、厳重に警備されたはずの書斎から忽然と姿を消してしまったというのです。
事件があったのは昨夜。アッシュワース卿、メイドのマリア、執事のジョン、庭師のピーター、そして卿の甥であるエドワードが屋敷にいました。
手がかり
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アッシュワース卿の証言: 「昨夜は夕食後、書斎で読書をしていた。夜10時頃に書斎を出て寝室に戻ったのだが、その時は確かに王冠はあった。今朝、王冠がないことに気づき、皆を集めて探したが、見つからなかった。」
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マリアの証言: 「昨夜は夕食後、台所の片付けをしていた。夜9時頃にアッシュワース卿にお茶を届けに書斎に行った時、王冠は確かにありました。その後は自分の部屋にいました。」
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ジョンの証言: 「昨夜は夕食後、屋敷の見回りをしていました。夜11時頃に書斎の前を通った時、ドアは閉まっていました。鍵はいつもアッシュワース卿が持っています。」
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ピーターの証言: 「昨夜は夕食後、温室で植物の手入れをしていました。夜遅くまで作業していたので、屋敷の中には誰もいませんでした。」
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エドワードの証言: 「昨夜は夕食後、自分の部屋で勉強をしていました。夜通し勉強していたので、誰とも会っていません。」
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書斎の状況: 書斎のドアと窓は内側から施錠されており、侵入者の痕跡は見当たらない。王冠が置かれていた展示ケースも無傷。
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追加情報: アッシュワース卿は軽い睡眠薬を服用しており、夜中に一度も目を覚ますことはありません。
問題
太陽の王冠を盗んだのは誰でしょうか?どのようにして王冠を盗み出すことができたのでしょうか?
解答
犯人: 執事のジョン
トリック:
ジョンは、夜11時に書斎の前を通った際、「ドアは閉まっていた」と証言していますが、これは彼が王冠を盗んだ後、再び書斎を施錠したことを示唆しています。
詳細なトリックは以下の通りです。
- 夕食後、ジョンは屋敷の見回りをすると言いながら、実際には書斎の鍵を(以前から持っていたスペアキーで)開けて中に入り、王冠を盗みます。
- その後、書斎を施錠して見回りを続け、あたかも自分が何もしていないかのように装います。
- 他の人物が王冠を盗む可能性を排除するために、アリバイ工作を行っています。
なぜジョンが犯人なのか?
- 他の容疑者は、それぞれアリバイがあり、物理的に王冠を盗むことが難しい状況です。
- アッシュワース卿は睡眠薬を服用しており、夜中に王冠を盗むことはできません。
- マリアは夜9時以降、自分の部屋にいたと証言しており、王冠を盗む機会がありません。
- ピーターは温室にいたと証言していますが、屋敷の中には誰もいなかったと証言しているため、矛盾があります。
- エドワードは部屋で勉強していたと証言しており、王冠を盗む機会がありません。
- ジョンは、書斎の前を通った際にドアが閉まっていたことを証言しており、これは彼が書斎に侵入し、再び施錠したことを示唆しています。
これらの情報から、ジョンが犯人である可能性が最も高く、論理的な説明が可能です。