2025-08-31 11:08 の謎

毎日楽しめる謎解き:消えた王冠

あなたは名探偵。ある日、小国の王室から緊急の依頼が舞い込みました。

「王室の宝、王冠が盗まれたのです!厳重な警備をかいくぐって、一体誰が、どうやって…?」

王冠が盗まれたのは、王室の晩餐会が開かれた夜。晩餐会には、以下の5人が招待されていました。

あなたは、王室の関係者から以下の証言を得ました。

  1. 晩餐会の間、公爵は王と政治の話で盛り上がっていた。しかし、何度か席を立っていたのが目撃されている。
  2. 伯爵夫人は晩餐会の間、終始ニコニコと他の招待客と談笑していた。特に大使と親しげに話していたという。
  3. 科学者は、料理に夢中で、ほとんど誰とも話していなかった。
  4. 大使は、伯爵夫人と話している時間が長かったが、時折、部屋の隅をじっと見つめていた。
  5. 歴史家は、晩餐の間、ほとんど何も口にせず、静かにワインを飲んでいた。しかし、王冠が飾られていた場所を何度も見ていたという証言がある。
  6. 王冠が盗まれた時間帯、警備システムは一時的に停止していた。科学者が警備システムに関する知識を持っていることは周知の事実である。
  7. 王冠は、特殊な鍵がかかったケースに保管されていた。鍵を開けることができるのは、王と科学者のみである。
  8. 晩餐会の後、科学者の部屋から、王冠のケースを開けるための道具が発見された。しかし、指紋は拭き取られていた。
  9. 大使は、盗まれた日の夕方、港で不審な船に乗り込む姿が目撃されている。

以上の証言と状況証拠から、犯人を特定し、盗まれた王冠の行方を推理してください。

解答

犯人は大使であり、王冠は隣国へ持ち去られたと考えられます。以下に論理的な根拠を示します。

  1. 科学者のアリバイ: 科学者の部屋から道具が見つかったのは事実ですが、指紋が拭き取られていることから、何者かにハメられた可能性があります。また、料理に夢中で誰とも話していなかったという証言から、王冠を盗むための時間的余裕がなかったと考えられます。警備システムの一時停止も、科学者以外の人物が操作した可能性が残ります。
  2. 大使の不審な行動: 大使は、伯爵夫人と親しげに話していたものの、部屋の隅をじっと見つめていたという証言があります。これは、王冠の保管場所や警備状況を確認していた可能性を示唆します。
  3. 隣国への逃亡: 大使が盗まれた日の夕方、港で不審な船に乗り込む姿が目撃されていることから、隣国へ逃亡したと考えられます。
  4. 動機: 大使が裏で何か企んでいる噂があること、隣国との友好的な関係が表向きだけである可能性を考慮すると、王冠を盗み、隣国へ持ち帰ることで、自国の優位性を高めようとした動機が考えられます。

これらの情報から、大使が最も可能性の高い犯人であり、王冠は隣国へ持ち去られたと結論付けることができます。