2025-08-31 00:57 の謎
毎日謎解き:消えた王女のティアラ
物語
あなたは名探偵。ある日、王国から緊急の依頼が舞い込みました。「王女のティアラが盗まれた!」
王女の部屋は厳重に警備されており、侵入の形跡はありません。しかし、確かにティアラだけが消えてしまったのです。
部屋に出入りできたのは以下の4人。
- メイドのマリア: 王女の身の回りの世話をしている。
- 執事のセバスチャン: 王室の家事を統括している。
- 庭師のジョージ: 王室庭園の手入れをしている。
- 王女: 言うまでもなく、ティアラの持ち主。
聞き込み調査の結果、以下の証言が得られました。
- マリア: 「午前中は王女様のお部屋の掃除をしておりました。ティアラは確かにそこにありました。」
- セバスチャン: 「私は一日中、事務室で書類の整理をしておりました。アリバイはメイドのマリアが証明してくれるはずです。」
- ジョージ: 「午前中は庭の手入れ、午後はバラの剪定をしておりました。王女様の部屋には近づいていません。」
- 王女: 「午前中は部屋で読書をしていましたが、昼食後、庭を散歩しました。その際、ティアラはドレッサーの上に置いておきました。」
しかし、さらに詳しい調査で、以下の事実が判明しました。
- セバスチャンは重度の花粉症であり、バラに近づくとくしゃみが止まらなくなる。
- マリアは嘘をつくと、右の眉毛がピクピクと痙攣する癖がある。
さあ、ティアラを盗んだのは誰でしょう?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人:メイドのマリア
トリック:
-
セバスチャンのアリバイの嘘: セバスチャンは「一日中事務室で書類整理」と証言していますが、花粉症であるにも関わらず、庭師のジョージが午後にバラの剪定をしていたことを知っています。これは、セバスチャンが午後に庭に出ていたことを示唆します。しかし、彼がティアラを盗んだとは断定できません。
-
マリアの嘘: 証言の中で嘘をついているのはマリアです。彼女は「午前中に王女様の部屋の掃除をしておりました。ティアラは確かにそこにありました。」と証言していますが、これは王女が昼食後にティアラを置いて庭に出たことを考えると矛盾します。彼女は午前中にティアラが「あった」ことを知っているはずがないのです。
-
状況証拠: マリアは王女の部屋に出入りできる立場であり、王女が部屋を空ける時間帯も知っています。
結論: マリアは午前中にティアラを盗み、午後に王女が部屋を空けた際に、あたかもその時点でティアラが消えたかのように見せかけたのです。