2025-08-30 21:08 の謎
謎解き問題:消えた王冠と三人の容疑者
物語
古の王国、エルドリア。王室に代々伝わる「太陽の王冠」が、厳重に警備された王宮の一室から忽然と姿を消しました。王冠が盗まれたのは、昨夜の晩餐会が行われていた時間帯。晩餐会には、国王、王妃、そして三人の招待客が出席していました。
- 公爵: 王国で最も裕福な貴族であり、王室の財政を支えています。最近、国王との間で意見の対立があったという噂があります。
- 魔術師: 遠方から招かれた有名な魔術師。王室の客人として数日間滞在していました。王冠に強い興味を示していたという証言があります。
- 吟遊詩人: 国中を旅する吟遊詩人で、その美しい歌声で人々を魅了します。晩餐会では、王冠にまつわる古い伝説を歌っていました。
事件の捜査を担当するあなたは、三人の容疑者から事情聴取を行いました。
証言
- 公爵: 「私は晩餐の間、国王とずっと政治の話をしていた。王冠が盗まれた時間帯は、庭に出て一人で星を眺めていた。」
- 魔術師: 「私は晩餐の後、自分の部屋に戻って魔法の研究をしていた。誰とも会っていないし、部屋から一歩も出ていない。」
- 吟遊詩人: 「私は晩餐の後、音楽室で一人でギターを弾いていた。誰もいない静かな空間で、ただ音楽に浸っていた。」
手がかり
- 王冠が盗まれた部屋の扉には、鍵がかかっていました。しかし、鍵は部屋の中に残されていました。
- 部屋には、王冠が置かれていた台座の周りに、わずかな砂が落ちていました。
- 魔術師の部屋からは、強い魔力の痕跡が検出されました。しかし、それは王冠を盗むために使われたものとは断定できませんでした。
問題
以上の情報から、太陽の王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は魔術師です。
理由
- 密室の謎: 扉に鍵がかかっていたにも関わらず、鍵が部屋の中にあったということは、外部からの侵入者が鍵を使って侵入し、鍵を元の場所に戻すことができません。魔術師が魔法を使った可能性があります。
- 砂の痕跡: 王冠が置かれていた台座の周りの砂は、魔術師が砂の魔法などを使って王冠を移動させた可能性があります。
- アリバイの矛盾: 魔術師は部屋から一歩も出ていないと証言していますが、魔術師の部屋から魔力の痕跡が検出されました。これは、魔術師が部屋から出ずに魔法を使った可能性を示唆しています。つまり、王冠を盗むために魔法を使用した可能性があります。
他の容疑者について:
- 公爵: 庭で星を眺めていたという証言は、アリバイとして成立します。
- 吟遊詩人: 音楽室でギターを弾いていたという証言も、アリバイとして成立します。
以上の理由から、状況証拠が最も揃っている魔術師が犯人であると考えられます。