2025-08-30 20:10 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた絵画と嘘つきだらけの美術館
物語
あなたは名探偵。ある日、美術館から館長が青ざめた顔で駆け込んできました。「大変だ! 展示していた最も価値のある絵画が盗まれた!」
美術館に到着したあなたは、状況を把握するために、事件に関わったと思われる4人の人物に話を聞きました。
- 館長:「私は盗難時、事務室で書類の整理をしていました。絵画が盗まれたなんて、全く知りませんでした。」
- 警備員A:「私は正面入り口で警備をしていました。怪しい人物は見ていません。30分おきに巡回もしていました。」
- 学芸員:「私は絵画の修復作業をしていました。確かに絵画は午前中にはありました。昼食後、展示室に戻ると絵画が無くなっていたんです。」
- 清掃員:「私は午前中、展示室の清掃をしていました。その時、学芸員の方が絵画を熱心に見ていました。」
しかし、聞き込みの結果、4人のうち1人だけが嘘をついていることが判明しました。あなたは、証言と状況から、犯人を特定する必要があります。
問題
上記の証言から、嘘をついているのは誰でしょうか? そして、それはなぜでしょうか?
解答
嘘をついているのは警備員Aです。
理由
警備員Aが嘘をついている理由は、学芸員の証言と清掃員の証言に矛盾がないからです。学芸員が午前中に絵画を見ていたこと、そして清掃員がその様子を目撃していたことは両立します。また、館長が事務室にいたという証言も、絵画の盗難を知らなかったという証言と矛盾しません。
しかし、もし警備員Aが正面入り口で警備をし、30分おきに巡回をしていたならば、絵画が盗まれる際に、犯人や怪しい人物を目撃する可能性が高いはずです。しかし、警備員Aは「怪しい人物は見ていない」と証言しています。これは、警備員Aが職務を怠っていたか、あるいは盗難に関与していたかのどちらかを示唆します。
したがって、4人のうち1人だけが嘘をついているという前提と合わせると、警備員Aが嘘をついていると結論付けることができます。