2025-08-30 03:23 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
ここは美しい国、エメラルド王国。年に一度の収穫祭が近づき、国中がお祝いムードに包まれていました。しかし、そんな平和な日々を打ち破る事件が起こります。王室に代々伝わる大切な王冠が、厳重に警備された王宮の宝物庫から消えてしまったのです。
国王は名探偵であるあなたに、王冠を取り戻すよう依頼しました。
手がかり
王宮を調べると、以下の手がかりが見つかりました。
- 宝物庫の扉は閉まっており、鍵はいつも通り衛兵隊長が所持していた。 扉に傷や破壊された形跡は見当たらない。
- 宝物庫に繋がる窓は一つだけ。 しかし、その窓は内側から施錠されており、割られたりこじ開けられた形跡もない。窓の外は高い壁に囲まれており、人が出入りするには困難な構造になっている。
- 王冠が置かれていたケースの周りに、小さな足跡がいくつか残されていた。 よく見ると、それはネズミの足跡のようだ。
- 最後に王冠を見たのは、3日前に宝物庫の点検を行った衛兵隊長である。 衛兵隊長は「その時も王冠は確かにケースの中にあった」と証言している。
- 王宮には、衛兵隊長、メイド、料理人の3人が働いている。
問題
上記の状況証拠から、王冠はどのようにして宝物庫から消えたのでしょうか? 犯人は誰でしょうか?
論理的に考えて、王冠が消えた方法と犯人を推理してください。
解答
王冠が消えた方法は以下の通りです。
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ネズミが王冠を運んだ: 宝物庫に残されたネズミの足跡が示すように、ネズミが王冠を運び出した可能性が考えられます。王冠は小さいとは言えませんが、ネズミにとっては少しずつ移動させられる重さでしょう。
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犯人は衛兵隊長: 衛兵隊長は宝物庫の鍵を持っており、最後に王冠を見た人物です。衛兵隊長がネズミを利用して王冠を運び出す計画を立てたと仮定すると、以下の説明が可能です。
- 衛兵隊長は、事前にネズミに王冠の匂いを覚えさせ、王冠を運ぶように訓練した。
- 点検の際、王冠をケースから取り出し、ネズミが運びやすいように細工(例えば、王冠をいくつかのパーツに分解するなど)をした。
- ネズミが王冠を少しずつ運び出すのを待ち、運び出された王冠を回収した。
- 窓が内側から施錠されていたのは、犯行後に衛兵隊長が施錠したため。
- 扉に傷がないのも、鍵を使って通常通り開け閉めしたため。
結論
以上の推理から、犯人は衛兵隊長であり、ネズミを使って王冠を運び出したと考えられます。