2025-08-29 03:29 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、城の執事から緊急の依頼が舞い込んできた。 「大変です!王室の王冠が盗まれてしまいました!」
城に到着すると、執事は青ざめた顔で言った。 「昨夜、厳重に保管されていたはずの王冠が、今朝になって忽然と姿を消したのです。王冠が保管されていた部屋は、私と近衛兵の二人しか立ち入っていません。」
あなたは執事と近衛兵から話を聞いた。
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執事: 「昨日の夜、私は王冠の状態を確認し、鍵をかけて部屋を出ました。鍵は私が持っており、今も肌身離さず持っています。夜の間、部屋には誰も入っていないはずです。」
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近衛兵: 「私は昨夜、王冠が保管されている部屋の前で警備をしていました。しかし、一晩中立っていたわけではありません。2時間に一度、城内を見回りに行きます。見回りの時間は正確に2時間で、その間は誰も部屋の前にはいませんでした。」
さらに、城には奇妙な噂があった。
- 城の噂: 「満月の夜には、城の地下に住む妖精が現れて、宝物を盗んでいく。」
しかし、昨夜は満月ではなかった。
部屋を調べると、窓はすべて閉まっており、鍵がかかっていた。部屋に通じる秘密の抜け道も見つからなかった。 部屋に残された手がかりは、床に落ちていた小さな羽根だけだった。
謎
王冠はどのようにして盗まれたのだろうか?
ヒント
- 執事と近衛兵の発言には、矛盾する点はないか?
- 部屋には鍵がかかっていたが、他に侵入する方法はないか?
- 羽根は誰のものか?
- 妖精の噂は、今回の事件に関係あるのか?
論理的に考えて、王冠が盗まれた方法を推理してください。
解答
王冠を盗んだのは、近衛兵である。
推理
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近衛兵のアリバイの矛盾: 近衛兵は2時間に一度見回りをすると言っているが、これは警備していた部屋の前から2時間離れることを意味する。つまり、部屋が無人になる時間帯がある。
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羽根の正体: 部屋に残された羽根は、妖精のものではない。近衛兵の制服には、装飾として羽根飾りがついている場合がある。
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犯行方法: 近衛兵は見回りの際に、羽根飾りをほんの少しだけ部屋の中に落としておく。そして見回りが終わり、再び部屋の前で警備をする際に、その羽根を証拠として拾い、王冠を盗んで部屋から出ていく。その後、部屋に鍵をかけ、あたかも誰も侵入していないかのように見せかける。
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執事のアリバイ: 執事は鍵を肌身離さず持っているため、部屋に侵入することは不可能。
結論
近衛兵は見回りの時間を利用して、王冠を盗み出した。羽根は、犯行を隠蔽するための偽装工作だった。