2025-08-28 14:11 の謎
毎日謎解き:消えた絵画と猫の足跡
【物語】
美術館の館長室で、前代未聞の事件が発生しました。厳重に保管されていたはずの、時価1億円とも言われる名画「月夜の猫」が、忽然と姿を消してしまったのです。
現場は館長室。窓は内側から鍵がかかっており、ドアも施錠されていました。しかし、部屋の中には、猫の足跡がいくつか残されています。館長室には普段、猫は立ち入り禁止です。
【手がかり】
- 館長の証言: 「昨夜、最後に絵を確認したのは午後10時。それから朝まで、私は部屋から一歩も出ていない。」
- 警備員の証言: 「午後10時から朝まで、美術館の出入り口はすべて監視していました。不審者の侵入は確認されていません。」
- 部屋の状況:
- 窓は開かず、内側から鍵がかかっている。
- ドアも施錠されており、鍵は館長が所持している。
- 猫の足跡は、窓から遠い場所に点々と続いている。
- 絵画が飾られていた壁には、絵画の跡だけが残っている。
- 館長室には暖炉があり、火は消えている。
- 追加情報:
- 館長は猫アレルギーである。
- 美術館には、「月夜の猫」とよく似たレプリカが存在する。
- 暖炉の煙突は、ネズミ返しがついており、大人が通ることは不可能だが、猫なら通れる可能性がある。
【問題】
上記の状況から、絵画がどのようにして盗まれたのか、論理的に可能な方法を説明してください。誰が、どのようにして、絵画を盗み出したのでしょうか?
解答
絵画を盗んだのは、館長である。
方法:
- レプリカとの交換: 館長は、午後10時の時点で「月夜の猫」をレプリカと交換した。
- 猫の利用: 館長は、猫を暖炉の煙突から館長室に侵入させた。猫の足跡を部屋に残すことで、事件を複雑に見せかけるためである。
- 煙突からの脱出: 館長は、レプリカと交換した本物の絵画を猫に託し、煙突から脱出させた(猫が絵画をどのように運んだのかは不明だが、小型の絵画であれば、何らかの方法で可能である)。
- アリバイ工作: 館長は、猫アレルギーであるため、普段は猫を嫌っている。しかし、今回の事件では、猫の存在を強調することで、自身の犯行を隠蔽しようとした。また、部屋から一歩も出ていないという証言で、完璧なアリバイを作り上げた。
- 外部との連携: 館長は、事前に外部の共犯者と連絡を取り、煙突から出てきた猫から絵画を受け取る手はずを整えていた。
なぜ館長なのか?
- 内部犯行: 外部からの侵入が不可能である以上、犯人は内部の人物である可能性が高い。
- 館長の権限: 絵画の交換や猫の利用など、犯行に必要な権限を持っているのは館長のみである。
- 矛盾点: 館長の証言には、部屋から一歩も出ていないという点に不自然さがある。これは、アリバイ作りのための嘘である可能性が高い。
補足:
猫が絵画を運ぶ方法は不明瞭だが、例えば、猫が首輪に小型の絵画を取り付けて煙突を通り抜ける、などの可能性が考えられる。重要なのは、論理的に矛盾がなく、館長の犯行を裏付ける状況証拠が揃っている点である。