2025-08-28 02:21 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
古の王国、アストリア。代々受け継がれてきた王冠が、厳重な警備を誇る王宮から忽然と姿を消した。王冠は国の象徴であり、国民の希望の光。もし王冠が失われれば、国は混乱に陥ってしまうだろう。
王は名探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼した。
王宮に足を踏み入れたあなたは、事件当日、王宮にいた人物たちの証言を集めた。
- 国王:「私は執務室で書類に目を通していた。誰にも会っていない。」
- 王妃:「私は庭園でバラの手入れをしていたわ。庭師のマルコが一緒だった。」
- 庭師マルコ:「王妃様と一緒に庭にいました。王妃様はバラに夢中で、ずっと鼻歌を歌っていました。」
- 騎士団長:「私は兵士たちの訓練を監督していました。王宮の警備は万全だったはずだ。」
- メイドのリリー:「私は王妃様の部屋の掃除をしていました。誰も入ってきていません。」
- 料理長:「私は厨房で晩餐の準備をしていました。忙しくて、他の場所には行っていません。」
さらに、あなたは王宮の各部屋を調べ、以下の情報を手に入れた。
- 国王の執務室:窓は内側から鍵がかかっており、密室状態だった。
- 王妃の部屋:特に変わった様子はない。バラの香りが漂っている。
- 庭園:バラの花壇の土が少し掘り返された跡がある。
- 厨房:食材の匂いが充満している。
- 王冠が置かれていた部屋:警備兵が配置されていたが、事件当時は誰も侵入していないと証言している。しかし、床に小さな真珠が落ちているのを発見した。
王冠を盗んだのは一体誰なのか? そして、どのようにして王冠を盗み出したのだろうか? 容疑者の中に嘘をついている人物がいる。 全ての証言と情報を照らし合わせ、真犯人を突き止めよ!
解答
真犯人:王妃
トリック:
- アリバイの矛盾: 庭師マルコは「王妃様はバラに夢中で、ずっと鼻歌を歌っていました」と証言している。しかし、メイドのリリーは「王妃様の部屋の掃除をしていました。誰も入ってきていません」と証言しており、時間帯が矛盾する。
- 庭園の痕跡: バラの土が掘り返された跡があることから、庭園で何かを隠した可能性がある。
- 真珠の証拠: 王冠が置かれていた部屋に落ちていた真珠は、王妃が身に着けていたネックレスの一部である可能性がある。
推理:
王妃はマルコにアリバイを証言させて、王冠を盗み、庭の土の中に隠した。王冠から外れた真珠がその際に落ちたと考えられる。メイドのリリーが部屋の掃除をしていた時間帯に庭にいたのは、王妃の証言が嘘であることを示している。
動機:
動機は不明だが、例えば借金、愛人との駆け落ち資金、王への不満などが考えられる。動機は物語に深みを与える要素だが、謎解き自体には必須ではない。