2025-08-27 23:10 の謎

毎日楽しめる謎解き問題集

第1問:不思議な古時計

あなたは古い屋敷に迷い込んでしまった。脱出するには、屋敷の主が残した謎を解く必要があるようだ。

屋敷の中心には、古びた大きな時計が飾られている。しかし、その時計は奇妙な動きをしている。

今、この時計は正午(12時00分)を指している。次にこの時計が正しい時刻を指すのはいつだろうか?

第2問:宝石泥棒の暗号

美術館から宝石が盗まれた。犯人は捕まったが、盗んだ宝石の隠し場所をなかなか白状しない。

しかし、犯人のポケットから一枚のメモが見つかった。

A1Z, B2Y, C3X, D4W, E5V, ______

このメモは宝石の隠し場所を示しているらしい。 この暗号を解読して、宝石が隠されている場所を特定せよ。

第3問:迷子のロボット

あなたはプログラマーだ。あなたが作ったロボットが、広い部屋の中で迷子になっている。

ロボットに以下の命令を送ることで、ロボットを部屋の出口に導きたい。

ロボットは現在、部屋の中央に位置しており、北を向いている。出口はロボットから見て、東に3歩、南に4歩の場所にある。

ロボットを出口に導くための最短の命令シーケンスを記述せよ。

第4問:嘘つき村からの脱出

あなたは旅行中に道に迷い、奇妙な村にたどり着いた。その村には2種類の住人がいる。常に真実を話す正直者と、常に嘘を話す嘘つきだ。

あなたは村人Aと村人Bに出会った。脱出するには、正直者を見つけ出し、村の出口の方向を聞き出す必要がある。

Aに質問をしたところ、Aは「Bは嘘つきだ」と答えた。

この情報だけでは、どちらが正直者でどちらが嘘つきか判断できない。 そこで、Aに以下の質問をした。

「あなたは正直者ですか?」

Aの答えから、AとBのどちらが正直者か判断できるか? また、村の出口はどちらの方向にあるか?

第5問:キャンディーの分配

3人の子供たち(一郎、二郎、三郎)にキャンディーを分け与えることになった。キャンディーは全部で27個ある。

ただし、分け与え方には以下のルールがある。

一郎、二郎、三郎がもらうキャンディーの組み合わせは何通りあるか?


解答

第1問:不思議な古時計

長針は1時間で15分進むので、24時間で6時間進む。 短針は1日で1時間遅れる。 つまり、1日で長針は短針に対して7時間進むことになる。

時計が正しい時刻を指すためには、長針が短針に対して12時間進む必要がある。 1日で7時間進むので、12時間進むのにかかる日数は12/7日。 これは1日と5/7日。5/7日を時間に換算すると、(5/7) * 24 = 17.14時間 (約17時間8分)。

したがって、次に正しい時刻を指すのは、翌日の午後5時8分頃である。

第2問:宝石泥棒の暗号

この暗号は、アルファベット順と逆アルファベット順の組み合わせになっている。AはZ、BはY、CはX、DはW、EはVに対応している。

したがって、次の文字は F6U となる。Fはアルファベットの6番目で、Uはアルファベットの後ろから6番目。

つまり、宝石の隠し場所は F6U である。

第3問:迷子のロボット

最短経路は、まず東に3歩進み、次に南に4歩進むことである。

したがって、命令シーケンスは以下の通り。

R, F, F, F, L, F, F, F, F

解説:

  1. R: ロボットを東に向ける
  2. F, F, F: 東に3歩進む
  3. L: ロボットを南に向ける
  4. F, F, F, F: 南に4歩進む

第4問:嘘つき村からの脱出

Aに「あなたは正直者ですか?」と質問すると、

つまり、Aが正直者でも嘘つきでも「はい」と答える。 この情報だけでは、どちらが正直者か判断できない。

最初の質問で「Bは嘘つきだ」と答えた事から考察する。 もし、Aが正直者であれば、Bは嘘つきになる。 もし、Aが嘘つきであれば、Bは正直者になる。

つまり、AとBは必ずどちらか一方が正直者で、もう一方が嘘つきである。 よって、出口の方向を尋ねる際は、どちらか一方に尋ねればよい。 どちらに尋ねても、正しい方向とは逆の方向を指し示すので、 反対方向に行けば、出口にたどり着くことができる。

第5問:キャンディーの分配

一郎、二郎、三郎がもらうキャンディーの数をそれぞれ a, b, c とする。 a + b + c = 27 a > b > c >= 1

まず、a = b + x, b = c + y (x, y >= 1) と置換する。 すると、b + x + b + c + y + c = 27 となり、 2b + 2c + x + y = 27

cに1を代入すると、 2b + x + y = 25

bに最小の値として2を代入すると、 x + y = 21 x, y >= 1 なので、x + y = 21を満たす組み合わせは20通り。

bの最大値は12。 cに1を代入したまま、bに12を代入すると、 x + y = 1 これはx,y >= 1を満たさないので、bは11が最大値。 bに11を代入すると、x + y = 3 x, y >= 1 なので、x + y = 3を満たす組み合わせは2通り。

cを2,3…と増やして同様に計算していく。

もっと簡単に計算するために、a > b > c >= 1という条件を、a >= b+1 >= c+2 >= 3と置き換える。 a’ = a, b’ = b+1, c’ = c+2とすると、 a’ >= b’ >= c’ >= 3 a’ + b’ + c’ = 27 + 1 + 2 = 30 a = a’, b = b’-1, c = c’-2

さらに、a’’ = a’-3, b’’ = b’-3, c’’ = c’-3とすると、 a’’ >= b’’ >= c’’ >= 0 a’’ + b’’ + c’’ = 30 - 3 - 3 - 3 = 21 a = a’’ + 3, b = b’’ + 2, c = c’’ + 1

ここから全パターンを計算するのは大変なので、全通りを洗い出して数え上げるのが現実的。 組み合わせを列挙すると以下のようになる。

(25, 1, 1), (24, 2, 1), (23, 3, 1), (23, 2, 2), (22, 4, 1), (22, 3, 2), (21, 5, 1), (21, 4, 2), (21, 3, 3), (20, 6, 1), (20, 5, 2), (20, 4, 3), (19, 7, 1), (19, 6, 2), (19, 5, 3), (19, 4, 4), (18, 8, 1), (18, 7, 2), (18, 6, 3), (18, 5, 4), (17, 9, 1), (17, 8, 2), (17, 7, 3), (17, 6, 4), (17, 5, 5), (16, 10, 1), (16, 9, 2), (16, 8, 3), (16, 7, 4), (16, 6, 5), (15, 11, 1), (15, 10, 2), (15, 9, 3), (15, 8, 4), (15, 7, 5), (15, 6, 6), (14, 12, 1), (14, 11, 2), (14, 10, 3), (14, 9, 4), (14, 8, 5), (14, 7, 6), (13, 12, 2), (13, 11, 3), (13, 10, 4), (13, 9, 5), (13, 8, 6), (12, 11, 4), (12, 10, 5), (12, 9, 6), (12, 8, 7), (11, 10, 6), (11, 9, 7), (11, 8, 8), (10, 9, 8)

上記の組み合わせは、a > b > c >= 1を満たさない組み合わせを含むため、条件を満たす組み合わせを抽出する。

(22, 4, 1), (21, 5, 1), (21, 4, 2), (20, 6, 1), (20, 5, 2), (20, 4, 3), (19, 7, 1), (19, 6, 2), (19, 5, 3), (19, 4, 4), (18, 8, 1), (18, 7, 2), (18, 6, 3), (18, 5, 4), (17, 9, 1), (17, 8, 2), (17, 7, 3), (17, 6, 4), (17, 5, 5), (16, 10, 1), (16, 9, 2), (16, 8, 3), (16, 7, 4), (16, 6, 5), (15, 11, 1), (15, 10, 2), (15, 9, 3), (15, 8, 4), (15, 7, 5), (15, 6, 6), (14, 12, 1), (14, 11, 2), (14, 10, 3), (14, 9, 4), (14, 8, 5), (14, 7, 6), (13, 12, 2), (13, 11, 3), (13, 10, 4), (13, 9, 5), (13, 8, 6), (12, 11, 4), (12, 10, 5), (12, 9, 6), (12, 8, 7), (11, 10, 6), (11, 9, 7), (11, 8, 8), (10, 9, 8)

よって、54通りの組み合わせがある。