2025-08-26 20:12 の謎
毎日謎解き:消えた王冠と秘密のレシピ
物語
あなたは名探偵。ある日、小さな国の王様から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変だ! 明日は大切な即位式なのに、王冠が盗まれてしまった! しかも、王冠と一緒に、代々王家に伝わる秘伝のスープのレシピまで……」
王様によると、王冠とレシピは、厳重に警備された王宮の宝物庫から消えたらしい。宝物庫に出入りできるのは、以下の4人のみ。
- 宰相: いつも冷静沈着で、王様からの信頼も厚い。
- 料理長: 王家の食事を長年担当。秘伝のスープのレシピを最もよく知る人物。
- 庭師: 王宮の庭の手入れを担当。宝物庫の裏口の鍵を持っている。
- 王子: わがままで、最近、ギャンブルにハマっているらしい。
あなたは王宮に到着し、4人から事情を聞き取りました。
- 宰相: 「私は一日中、国の重要書類の整理をしていました。宝物庫には近づいていません。」
- 料理長: 「明日の即位式のために、特別な料理の準備をしていました。スープのことは心配ですが、今はそれどころではありません。」
- 庭師: 「庭の手入れをしていました。宝物庫の裏口の鍵は、いつも持ち歩いていますが、誰にも貸していません。」
- 王子: 「(目をそらしながら)今日は一日中、自分の部屋にいました。何も知りません。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- 宝物庫の入り口は厳重にロックされており、宰相しか開けられない。
- 宝物庫の裏口は庭師しか開けられない。
- 王冠とレシピは、同時に盗まれた。
- 王子は料理が全くできない。
問題
以上の情報から、王冠と秘伝のスープのレシピを盗んだ犯人を特定してください。また、犯人がどのようにして宝物庫に侵入したのか、その方法を説明してください。
解答
犯人: 王子
侵入方法:
- 王子の動機: 王子はギャンブルにハマっており、金銭が必要だった。王冠を換金し、レシピを人質に王様からお金を巻き上げようとした可能性がある。
- 料理ができないという事実: レシピを盗んだのが料理長であれば、レシピを盗む必要はない。王子は料理ができないため、レシピ自体にも価値があると判断した。
- アリバイの矛盾: 王子は「一日中自分の部屋にいた」と言っているが、これはアリバイ作りのための嘘である可能性が高い。
- 侵入経路の可能性:
- 宰相の協力: 王子が宰相を脅迫、または金銭で買収し、宝物庫の入り口を開けさせた可能性がある。
- 庭師の協力: 王子が庭師から裏口の鍵を盗む、または借りて宝物庫に侵入した可能性がある。
上記をふまえ、もっとも可能性が高いのは、王子が庭師から裏口の鍵を盗み、宝物庫に侵入したという説です。王子が鍵を盗む機会は十分にあったと考えられます。盗んだ王冠とレシピを運び出す際も、庭師の協力があればスムーズに行えます。
補足:
この問題は、状況証拠から犯人を特定するタイプの謎解きです。直接的な証拠はないため、論理的に矛盾がなく、可能性が高い人物を犯人として特定します。