2025-08-26 10:12 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠と三人の容疑者
物語:
古都オライオンの博物館で、国宝である「太陽王の王冠」が盗まれてしまった!事件発生時、博物館には3人の人物しかいなかった。
- アリア:博物館のベテラン学芸員。王冠の管理を担当しており、誰よりも王冠に詳しい。しかし、最近、ギャンブルで多額の借金を抱えているという噂もある。
- ベネディクト:有名な美術品収集家。王冠をひと目見ようと、開館直後に博物館を訪れた。彼は王冠に並々ならぬ興味を示していたが、過去には盗難事件に関わったこともあるという情報もある。
- カサンドラ:地元の歴史研究家。古代オライオン王国の歴史を研究しており、王冠に隠された秘密を知っている可能性がある。彼女は事件当日、王冠の展示ケースの前で熱心にメモを取っていた。
手がかり:
- アリアは「私は午前中ずっと事務所で報告書を作成していました。休憩でコーヒーを飲みに行った時以外は、ずっと事務所にいました。」と証言。
- ベネディクトは「私は開館と同時に王冠を見に行き、30分ほど鑑賞した後、博物館を後にしました。」と証言。博物館の監視カメラには、彼が30分後に博物館を出る姿が記録されていた。
- カサンドラは「私は王冠の展示ケースの前でメモを取っていました。途中でトイレに行きましたが、それ以外はずっとそこにいました。」と証言。
- 博物館の監視カメラには、アリアが午前中に一度、コーヒーを持って事務所から出て行く姿が記録されている。また、カサンドラがトイレから出てきて展示ケースに戻る姿も記録されている。
- 王冠が展示されていたケースは特殊なロックで保護されており、開けるには学芸員しか知らない暗証番号が必要である。ただし、バールのようなものでこじ開けようとした形跡もある。
- 事件発生時、博物館の警備システムは作動していなかった。アリアは、「警備システムの定期メンテナンスは午後からのはずだったのに…」と話している。
- ベネディクトは博物館を出る際、受付で「素晴らしい王冠でした。特に裏側の装飾が気に入りました」と話した。しかし、王冠の裏側は特別な照明がないと見ることができない。
問題:
3人の証言と手がかりから、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人はベネディクトである。
理由:
- ベネディクトの証言の矛盾点:彼は「王冠の裏側の装飾が気に入った」と話しているが、王冠の裏側は特別な照明がないと見ることができない。彼は短時間しか滞在しておらず、特別な照明を浴びる機会がなかったはず。これは、彼が王冠を盗んで裏側を確認したことを示唆している。
- アリアは、警備システムのメンテナンスが予定より早く行われたことに不審感を抱いている。これは、誰かが事前に計画して警備システムを停止させた可能性を示唆する。ベネディクトは過去に盗難事件に関わったことがあるため、警備システムを停止させる方法を知っていた可能性がある。
- アリアは学芸員であるため、王冠の暗証番号を知っている。しかし、王冠のケースがこじ開けられようとした形跡があることから、彼女が暗証番号を使った可能性は低い。
- カサンドラはメモを取っていただけであり、王冠を盗む動機や手段に結びつく証拠はない。
以上のことから、ベネディクトが王冠を盗んだ可能性が最も高い。