2025-08-25 12:22 の謎

毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎

物語

あなたは名探偵の助手。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込んできた。

「王室に代々伝わる大切な王冠が、今朝、王の寝室から忽然と消えてしまったのです!」

王の寝室は厳重に警備されており、侵入経路は窓、ドア、隠し通路の3つのみ。しかし、どの侵入経路にも鍵がかかっており、壊された形跡もない。

事件当日、寝室に出入りしたのは以下の4人。

4人はそれぞれ以下の証言をしている。

しかし、あなたは4人の証言の中に矛盾があることに気づいた。さらに、現場に残された微かな足跡から、犯人は王室関係者であることがわかった。

問題

  1. 4人の証言の中で矛盾している点はどこか?
  2. 最も可能性の高い犯人は誰か? そして、どのようにして王冠を盗んだのか?
  3. 犯人は、王冠をどこに隠したと考えられるか?(これは推測で構いません。最も妥当な場所を考えてください。)

解答

  1. 矛盾点:
    • 王妃は「寝室のドアは閉まっていたが、鍵はかかっていなかった」と証言しているのに対し、国王は「私は一晩中ぐっすり眠っていた。物音ひとつしなかった。」と証言している。もしドアが閉まっていたのなら、王妃がドアを開ける音で国王は目を覚ますはずである。よって、ドアが開いていたにも関わらず、国王が物音に気づかなかったという点に矛盾が生じる。
  2. 最も可能性の高い犯人と犯行方法:
    • 犯人:国王
    • 犯行方法: 国王は王妃や他の使用人が来る前に王冠を盗み、どこかに隠した。国王が犯人である理由は、以下の通り。
      • 国王は一晩中ぐっすり眠っていたと証言しているが、王妃がドアを開ける音で目を覚まさないのは不自然である。つまり、国王は嘘をついている。
      • 王室関係者しか寝室に出入りできないため、犯人は国王、王妃、執事、メイドのいずれかである。しかし、王妃、執事、メイドには王冠を盗む動機が薄い。一方、国王ならば王冠を盗む動機がありうる(例:経済的な困窮、王冠を隠して騒ぎを起こすことで何かを企んでいる)。
      • 国王が最初から王冠を隠していた場合、物音を立てずに王冠を移動させることが可能である。 * 国王が眠っていた場合、誰かが侵入した際、王冠を盗む音や侵入者の足音で起きるはずである。
  3. 王冠の隠し場所の推測:
    • 国王の私室、もしくは国王が個人的に使用する場所(例えば、趣味の部屋や書斎など)。王冠は目立つ場所には隠さず、国王しか知らない場所に隠されている可能性が高い。例えば、隠し金庫や秘密の引き出し、あるいは庭の特定の場所に埋められていることも考えられる。

補足

この謎解きは、証言の矛盾点を見抜き、状況証拠から論理的に犯人を特定するタイプの問題です。隠し場所はあくまで推測ですが、犯人の行動パターンや心理状況から最も妥当な場所を考えることで、より深く謎解きを楽しめます。